初雪の便りが各地の山から届き、確実に冬に向かって季節が進んでいる。今回は、今年からウィンタースポーツに挑戦する人や改めてスノーボード用品を購入する方に、板を選ぶコツ、スタンス幅、角度設定などの目安を紹介する。

■板の長さ選びのポイント

 板の長さは身長-15~20cmが目安とされている。一般的には、板を床に立て、鼻から顎の間がちょうどよい。初心者や滑るスタイルが決まっていない場合は、参考にするとよいだろう。

板の長さは、鼻から顎の間がちょうどよい(撮影:ブラボーマウンテン編集部)

 改めて板を購入する際、グラトリなどの板の取り回しやすさに重点置く場合は、身長-15~20cmの範囲でやや短めを選ぶとよい。また、高速での滑走時の安定感を得るためには同様の範囲でやや長めの板を選ぶ。どのスタイルで滑りたいかによって、板の長さが変わってくるため、まずは自分が持っている板の長さが、身長に対して適切かどうか確認してみてほしい。

 また、板には全長だけではなく、有効エッジというものがある。有効エッジとは、「ライディング時に実際に雪面に接するエッジの長さ」のことで、この長さが実際の乗り味に直結してくるため、板を購入する際にはぜひ確認してほしい。