■使用燃料のアルコールは、ドラッグストアで簡単に入手

使用する燃料。専用の小分けボトルに入れると使いやすい

 アルコールバーナーの燃料は、エチルアルコールとメチルアルコールが混合された「燃料用アルコール」を使用する。飲料用アルコールでもアルコール度数が高ければ使用できるが、コストが上がるため推奨できない。燃料用アルコールはドラッグストアやコーヒー器具の売り場で販売されている。価格は500ml入りボトルで300円ほど。

 燃料が手に入りやすく、運用コストが低いのもアルコールバーナーの魅力である。

■屋内での使用は危険!  周りに燃えやすいものは置かない

思いのほか火力は強く、炎が高く上がる

 アルコールバーナーを安全に使用するにはルールを守る必要がある。商品ごとに注意書きがあるので、使う前に必ず確認しよう。

 多くのバーナーに共通する注意点は次の4点。

・屋外で使用する(今回の撮影は特別に飲食店の厨房で安全を確保し行った)
・規定のアルコール量を守る
・点火後は動かさない
・火がついている状態でアルコールを足さない

 これらのルールを守っても危険な場合はある。アルコールバーナー内部の気化ガスと空気の混ざり具合によっては、点火時に小爆発が発生しアルコールの飛び散る事故が起きることもある。点火後にアルコールが飛散するような事態だと、火がついた状態のアルコールが散らばるためとても危険。周りに燃えやすいものを置かないようにしよう。

 上記の注意点を守れば滅多に起こらない事故だが、火を扱うなら油断は禁物だ。