■5. 実食

ほどよく煙を纏ってきつね色になってくる

 食材の種類にもよるが、60分ぐらいからきつね色になってくる。ゆで卵の色がいい感じに色づいたのがおわかりいただけるだろうか。温燻は水分の多い食材ほど早く香りがつくので、60分ぐらいたったら一度蓋を開けて中を確認してみよう。

 生ハムやチーズなどは早く出来上がるので、そのタイミングでつまみながら楽しむことができる。ただしチーズは溶けて下に落ちてしまうので、早めに取り出そう。

 また、今回使用したむき栗やちくわはもう少し時間がかかるので、焦らずに少しずつ様子を見ていこう。

 ちなみにポテトチップスやナッツなどの乾き物も燻製できるが、水分が少ないので燻製にするにはより時間がかかる。付属のスモークウッドは概ね90分で燃え尽きるので、乾き物を燻製するときは追加のものを用意しよう。

 乾き物は時間がかかるが一番確実に作ることができるので、失敗したくない人はまず乾き物から試してみるのをおすすめする。

 

 今回紹介したように キャンプにおける燻製料理は意外にも簡単にできる。他の料理を作っている間の時間を活用して、食材を入れるだけでいつの間にかできあがっているのもメリットだ。普段自宅では匂いが気になって難しい燻製料理も アウトドアでは遠慮なく作ることができる。

 本当に簡単にできるので、キャンプ料理におしゃれな追加の一品として試してみてはいかがだろうか。