■地面に直置きしない。日向に置かない

裸足になってみるとよくわかるが、夏場のアスファルトは鉄板のような熱さだ

 これもやりがちなことだが、クーラーを地面に直に置いたり、日向に置かないこと。

 直射日光に晒されてクーラーボックス自体が熱くなったり、熱々のアスファルトに置いてしまうと、熱が中まで伝わって食材がどんどん温められてしまう。涼しい日陰に逃しておこう。

 クーラーに限らずの話だが、道具は常にベンチやコット、テーブルなどの上に逃す癖をつけておくと、余計な汚れをつけずに整理、片付けが楽になる。

■氷が溶けたら捨てずにキープ

水を触ってみて、まだ冷たいようならそのままキープ

 いろいろと気を使っても、結局は使っているうちに氷が溶けてきて、底の方に水が溜まってくるのは避けられない。この水は思わず捨てたくなってしまうが、キープするのが正解。この水自体が保冷剤として機能してくれるからだ。

 氷が残っていたり、触ってみて水が冷たいうちは残し、氷が消え、触って冷たく感じなくなったら水を抜く目安にしよう。

■大き過ぎないサイズの2個持ちがおすすめ

 (左)「シアトルスポーツ/フロストパック23クウォート ¥6,600」(右)「イエティ/ローディ24 ¥35,200」

 前述の通り、大きいサイズを1つ買うならば、ほどよいサイズを2つ持つ方が使い勝手がいい。

 大きいサイズのものは、中身を入れていない状態で10kg以上のモデルも少なくない。これに食材や飲み物、保冷剤などが入ったら、と想像してみよう。もし大きいサイズを使う場合は、タイヤ付きの転がせるタイプが楽だ。

 複数に分けておけば、そこまで重たくなることはないし、中身が把握しやすくなり、食材用と飲み物用に分けられるなど、いいことづくめだ。