●近所でアウトドア(その1)自然の色でビンゴ

 近所を歩きながら、自然の色探しをします。
ただ色を探すのはつまらないので、事前に簡単なビンゴカードをつくります。
歩きながら、建物や看板など人工物ではなく、自然の色を探し、ビンゴを埋めてみましょう。

ビンゴが達成しても、もしまだ子どもが飽きていなければ、残りの色を探してもよいかもしれません。

手書きのビンゴカードをつくってみよう

●近所でアウトドア(その2)葉っぱプリント

 歩きながら様々な形の葉っぱを探し、採取して持ち帰ります。
用意するものはA4のクリアファイルとコピー用紙、クレヨンの3つだけ。
クレヨンは新品でなく、できれば使い込んでいるもの。

 葉っぱの葉脈側を表にして、クリアファイルの上にそっと置きます。
その上にコピー用紙を重ね、周りについている紙を剥がしたクレヨンを横にして、葉っぱを中心からなぞるようにこすります。
そうすると葉っぱが紙に浮き出てきます!
採取した葉っぱの種類も図鑑やインターネットで調べてみましょう。

葉っぱプリントは簡単なネイチャークラフト
葉っぱの種類も調べてみよう

近所でアウトドア(その3)近所の自分マップをつくろう

 メモを手に、自宅を中心に、学校や公園、雑木林や原っぱを確認し、メモしながら歩きます。

 そのメモに書いた情報を基にして、カレンダーの裏面など、大きめの紙に自分でマップを描いてみます。
マップには、例えば雑木林にいっぱいどんぐりが落ちていれば「どんぐりの森」、バッタがいっぱいいる広場であれば「バッタ広場」とか、オリジナルの地名を考え書き入れて、自分マップに仕上げます。

 雑木林や広場の散策道、地図アプリやインターネットで調べた標高や地形の情報も書き足しながら、自分マップを随時更新して、完成させてみましょう!

自分だけの地図を描けば、近所が更に楽しくなる

■成功体験は楽しさに、好奇心は行動に

 きっかけはつくるだけでなく、子どもにとって楽しい記憶として残るよう促さなくてはなりません。何か発見したとき、それは子どもにとっては成功体験になるべき事実です。その事実を褒めてあげることで、記憶され、楽しさが定着します。

 また発見したことに対し、興味を拡大させるような会話も大切。会話をすることで、興味が持続され好奇心が高まります。好奇心は子ども自身の行動に繋がり、アウトドアとの距離が更に縮まるはずです。

 子どもの興味や好奇心が膨らみ始めたら、フィールドを広げ、更なる楽しさを探しに行きましょう!

 

次回のテーマは「近くの原っぱ、森歩き」

発見はワクワクの始まりです