■まずはスペイン居酒屋の定番&缶単おツマミから

パンコントマテの材料は、ご覧の通り、とてもシンプル

今日の“CAN”P料理に使う材料は、以下の通り。

ホールトマト 1缶
イベリコ豚のレバーパテ 1缶
バゲット 1本
塩 適量
エクストラバージン・オリーブ油 適量
レッドペッパー 適量
ニンニク 1片

 たったこれだけの材料で、「パン・コン・トマテ」と「トマトスープ」の2品が作れるちなみに、塩やオイルなど調味料の持ち運びには、小分けにできるナルゲンの丸形ボトル30mlや赤いフタのMSRソルト&ペッパーシェイカーがあると便利だ。

 

パンにニンニクを擦りつける

 まずは「パン・コン・トマテ」を作る。この料理名は、スペイン語で「パンとトマト」という意味。今回のようにニンニクを合わせることも多く、スペインの居酒屋・バルでもポピュラーなメニューであります。

 

 バゲットを4cmの長さにカットしてから、タテにナイフを入れて半分に切り開いておく。バゲットの断面にニンニクを擦りつける。すべてのバゲットに擦りつけた後、ニンニクはみじん切りにする。

下ごしらえ完了。バゲットは細いものが使いやすい
アルコールバーナーでトーストに挑戦してみた

 続いて、バーナーでバゲットをトーストする用意をする。今回は、初めてアルコールバーナーを使ってみた。ストーブとクッカーがセットになった、トランギアの「ストームクッカーS・ウルトラライト」という商品であります。

 バーナーに着火し、付属のフライパンを載せ、ニンニクを塗った面を下にしてトースト開始。と思ったら、バゲットにはあっという間に焦げ目がついた。アルコールバーナーの火力は想像以上に強かった(黒焦げにならなくて良かった…)。

 ちなみに、アルコールバーナーは火力自体の調整はできないため、焦げそうになる前にフライパンを持ち上げて火との距離で熱を調整するのがポイントだ。

アルミ製のフタ。切り口がないので安全

 いよいよイベリコ豚レバーパテを開缶! 本体のフタはアルミ製のシート状で、ヨーグルト容器のようにはがすだけ。握力が弱くても開けやすく、切り口が存在しないからケガする心配もなし。日本でもツナ缶やサバ缶などで採用され始めている最新式であります。

 

ホールトマトを塗った上にイベリコ豚のパテを塗る

 トーストしたバゲットに缶詰のホールトマトを潰しながら塗り、その上にイベリコ豚のレバーパテを塗っていく。イベリコ豚のパテを塗った上からエクストラバージン・オリーブ油をかけて、パン・コン・トマテの缶成!