前回の記事 第1回「登山デビューをするための心構えと準備とは? 」を読む

 登山を始めるうえでの心構えを学んだ、ブラボーマウンテン編集部のコージー中嶋(以下、コージー)。初登山の大菩薩嶺に向けて、いよいよ装備選びや登山計画について学ぶ。無事に登山デビューを迎えられるのか?

■基本の装備を揃えよう!

コージー:「大菩薩嶺に登るにあたっては、何を持って行けばいいのでしょうか?」

杉本:「日帰り登山で基本となる装備リストをお渡ししますね。登山用の装備は、専門の登山用品店で揃えるのが安心ですよ」

●日帰り登山装備リスト(■必須/△あると便利・安心)

■ 登山靴
将来的に山小屋泊なども見据えて、足首まで覆うミドルカットがおすすめ
■ 雨具
撥水性と透湿性に優れた、上下セパレートの登山用。風除けや防寒着としても使える
■ ウェア
速乾性の高い素材のもの。日焼けや虫刺され防止を考えるとロングシャツとロングパンツがおすすめ
■ バックパック
日帰り登山なら20L、山小屋泊もやりたいなら30~35Lのサイズを選ぶ
■ 行動食
休憩のときに簡単に素早く食べられるもの。昼食を含む場合もある
■ 水分
冷たいもののほか、必要に応じて温かい飲料も(保温ボトル)。暑い時期は経口補水液もおすすめ
■ 防寒着
季節に応じて。ダウン、フリース、薄いジャケットなど
■ トイレットペーパー&回収袋
公衆トイレがあっても予備的に持っていると安心
■ 地図・地形図・コンパス
登山道が整備されているルートなら登山地図でOK。できればプレートコンパスも
■ ヘッドランプ
予期せぬトラブルで下山が遅れたときなどのために、ヘッドランプは必須
■ エマージェンシーシート または ツェルト
■ 救急セット
常備薬、ゴム手袋、絆創膏、洗浄水、テーピング、三角巾、靴擦れパッドなど
■ 携帯電話
予備バッテリーもあると安心
■ 現金
現金しか使えない山小屋や売店も多い
■ マイナ保険証や健康保険確認証
コピーでも可

△ 日焼け止めクリーム
△ 虫よけスプレー
△ クマ鈴、クマスプレー
△ ストック
△ サングラス
△ 帽子
△ 手袋
△ ザックカバー
ケガなどの際に応急処置をするための救急セット。必要に応じてポイズンリムーバー、小さなハサミなどを加えてもいい

■最初に買い揃えたいもの

コージー:「けっこうありますね……。これって全部、新しく買わないとダメでしょうか?」

杉本:「たしかに全部買うとかなりの金額になりますよね(笑)。少しずつ揃えてもOKですが、最初に買うべきものとして優先順位が高いのは、①登山靴、②雨具(ウェア)、③バックパックですね。これらの装備は登山用がよいと思います」

最初に買い揃えたい3点セット(登山靴・雨具・バックパック)

コージー:「靴は、普通の運動靴やスニーカーではダメなんですか?」

杉本:「安全性や歩きやすさを考えて、登山靴を強くおすすめします。登山靴のほうが滑りづらく、疲れづらいですよ。必ずお店で試着して自分の足に合うものを買ってください」

コージー:「登山靴もいろいろあって悩んでしまいます……」

杉本:「まず一足目は、足首まで覆ってくれるミドルカットシューズがいいと思います。ローカットは動きやすいですが、どちらかというと脚力がある登山慣れした人向けです」

コージー:「天気予報が晴れの日しか登山をしないつもりなんですが、雨具は必要でしょうか?」

杉本:「雨具はどんな日でも必携装備。山では天候急変が珍しくありませんし、一般的な天気予報が当たらないこともあります。防風・防寒用にも使えますから雨具は晴れた日でも持っていきましょう」

コージー:「あと、登山用のウェアって何が違うのですか?」

杉本:「速乾性や動きやすさですね。登山は大量に汗をかきますから、綿素材などの乾きにくい服だと体が冷えてしまいます。高い伸縮性など動きやすさも特徴です」