■探すべきは、晩夏から秋の小さな野草の花
ナミルリモンハナバチに出会うためには、時期と場所を押さえることが重要だ。探す場所が正しくても活動時期がずれていれば出会えないし、時期が合っていても探す場所が違えば、もちろん出会うことはできない。
まず、探すべき時期は「晩夏〜秋」だ。ハナバチは花の蜜・花粉を集める習性を持つことから、やはり”花の上”で出会えることが多い。つまり、花が多く咲く季節ほど観察できる機会が増える。ハナバチの仲間は「春」に活動するものと「晩夏〜秋」に活動するものが多いが、ナミルリモンハナバチが活動するのは、晩夏〜秋の方である。
次に、探すべき場所について。すでに書いた通り、ナミルリモンハナバチと出会う機会が多いのは花の上だ。もっというなら、樹木の花ではなく、小さな野草の花をよく訪れる。晩夏から秋に花を咲かせている野草は、キツネノマゴ、アキノタムラソウなどだ。こうした花々を見つけたら、しばらく観察してみよう。
覚えておきたいのは、「晩夏〜秋に、林縁のキツネノマゴやアキノタムラソウを見張ること」
これが、ブルービーと出会うコツである。
■花を訪れる他のハナバチたち
花にはナミルリモンハナバチ以外にも、さまざまなハチが次々とやってくる。観察していると、それぞれユニークな姿をしていることに気付くはずだ。
たとえば、ヤノトガリハナバチ。腹部の先端が細く尖っているのが特徴的な、ハキリバチ科の昆虫だ。
ハラアカヤドリハキリバチは、赤い腹部が特徴的なハキリバチ科の昆虫だ。コハナバチにも赤い腹を持つ種類はいるが、このハキリバチはサイズも大きめなのでよく目立つ。
このように、ハナバチ類にはナミルリモンハナバチ以外にもユニークで魅力的なものがたくさんいる。幸せのブルービーを待ちながら、同じ花を訪れるさまざまなハナバチとの出会いも、ぜひ楽しんでみてほしい。