東京都八王子市にある高尾山(599m)は、都心からアクセスがよく気軽にハイキングができるスポットとして人気が高い。実は山だけでなく、グルメや街歩きなども楽しめることをご存じだろうか。この記事では、わざわざ訪れたくなる飲食店や、休憩・雨天時のアクティビティにもぴったりのミュージアムなど、高尾山周辺の立ち寄りスポットを紹介する。

■高尾山スミカ「天狗焼き」 焼きたてスイーツを絶景とともにパクリ

小腹が空いたときにぴったりの天狗焼き

 ケーブルカーを利用して、景色のよい中腹の展望台まで行ける高尾山。乗り場は京王電鉄高尾線・高尾山口駅から徒歩約5分の距離にある高尾登山鉄道の清滝駅とあって、気軽に訪れることができる。

 そこでぜひ食べたい名物が「天狗焼き」だ。たい焼きのような和スイーツで、高尾山が天狗信仰で知られていることから、烏天狗をかたどっている。

 ケーブルカーの高尾山駅を降りてすぐの場所にあるお店「高尾山スミカ」で一つ一つ焼きあげて販売されており、薄くカリッとした香ばしい皮の中に、黒豆餡がぎっしり入っている。ぜひ散策のお供に、熱々を頬張りたい。箱詰めしてくれるので、お土産に持ち帰るのもおすすめだ。

高尾山スミカ
住所 〒193-0844 東京都八王子市高尾町2182
電話 042-661-4151(高尾登山電鉄代表)

ホームページURL:https://www.takaotozan.co.jp/sumika/

●【MAP】高尾山スミカ

※営業日時はホームページよりご確認ください

■高尾山麓のミュージアム「TAKAO 599 MUSEUM」でくつろぎながら知的好奇心を満たす

高尾山の標高「599m」を冠するミュージアム

 「TAKAO 599 MUSEUM」は、高尾山の生態系や歴史、楽しみ方などを発信する観光施設だ。京王電鉄高尾線・高尾山口駅より徒歩約4分に位置し、無料で入館できる。洗練されたデザインが心地よい空間で、高尾山の動植物の精巧な標本、登山ルートを紹介する展示や映像などをじっくりと楽しめる。

 敷地内には子どもが自由に過ごせる芝生広場やキッズスタディスペースがあるほか、おしゃれな雰囲気のカフェで休憩することもできる。高尾山への行き帰りや、突然の雨天のときの立ち寄り先としてもおすすめしたい。山を歩く時間がより豊かなものになりそうだ。

TAKAO 599 MUSEUM 
住所 〒193-0844 東京都八王子市高尾町2435番3
電話 042-665-6688

ホームページURL:https://www.takao599museum.jp/

●【MAP】TAKAO 599 MUSEUM

※営業日時はホームページよりご確認ください

■駅前で一杯!  高尾ビールの樽生が飲める「KO52 TAKAO」

山の中の芳しい香りをイメージしてつくられたIPA「OH! MOUNTAIN」(画像提供:高尾ビール)

 山の散策を楽しんだあとにはグビっと一杯、ビールが欠かせないという人もいるだろう。高尾山の麓には、地域に根づくクラフトビール「高尾ビール」がある。

 周辺地域で獲れた素材や食材の有効活用、環境負荷への配慮など、ポリシーをもってつくられるビールは、生産量の9割以上が地域で販売・提供されているという。まさに、高尾に来てわざわざ味わうべきビールと言える。

タップルームには開放的なテラス席も(画像提供:KO52 TAKAO)

 高尾山口駅の隣の高尾駅前には直営店「KO52ブルワリー&タップルーム」があり、店内に併設された醸造所でつくられたできたての樽生ビールを味わえる。お店のある複合施設「KO52 TAKAO」は個性豊かなショップが入居しており、高尾のカルチャーを感じられるスポットだ。

 タップルームでは季節や日によって変わるビールの飲み比べやビールと相性抜群のフードメニューとの出会いを楽しみたい。また缶ビールやボトルビールは高尾山周辺の酒販店などでも購入できるので、お土産にもおすすめだ。取扱店はホームページに掲載されているので確認してみてほしい。

KO52ブルワリー&タップルーム
住所 〒193-0845 東京都八王子市初沢町1231-35

ホームページURL:https://www.takaobeer.com/ 

●【MAP】KO52ブルワリー&タップルーム

※営業日時はホームページよりご確認ください

 高尾山では自然散策や登山などを楽しめるだけでなく、この地域ならではのグルメやミュージアムといった、立ち寄りたい場所が数多くある。アウトドアが好きな人も、そうでない人もぜひ足をのばしてみてほしい。

 

※この記事の情報は2025年8月現在のものです。内容が変更される場合もありますので、最新の情報はリンク先のHPでご確認ください。