◼️入学オリエンテーションと、ネパール語を学ぶ人々

入学するトリブバン大学のビソバサキャンパス

 僕が受講する「ネパール語クラス」の授業は1日2時間だ。

 授業開始前日に、クラス全員を集めたオリエンテーションが行われた。

入学オリエンテーションでは先生と生徒が一堂に会した

 正直、ネパール語をわざわざ学ぼうとする人は、そう多くないと思っていた。しかし、フタを開けてみると僕のクラスの受講生は20人近くもいて、他にも同じようなクラスがいくつもある。ネパール語学習界隈は、思っていた以上に盛況だった。

僕のクラスの授業風景

 クラスメイトの顔ぶれも、なかなかに賑やかだ。イギリス、イタリア、ノルウェー、ロシア、ウクライナ、トルコ、パキスタン、バングラデシュ、ベトナム、シンガポール、中国、韓国、台湾、アメリカ、そして日本。合計15か国。自己紹介だけで、軽く世界を旅した気分になれるほどだった。

多国籍なクラスメイト

 入学の目的は人それぞれ。一人ひとりちゃんと聞いたわけではないが、パートナーがネパール人で、こちらに住み始めたという人が多い印象だ。あとは、とにかく長期で滞在したいからという人もいた。

 日本人はこのクラスは僕だけだが、他のクラスにはちらほらいる。キャンパス全体で10名くらいはいるんじゃないだろうか。

◼️ネパール語学習のためには、最低限の英語力が必須

担任のネパール人女性、ススミタ先生

 担任は、ネパール人女性のススミタ先生。作家でもある先生で、生徒の自己紹介のときに「僕もライターです」と伝えると、一気に距離が縮んだ。

 幸先良いスタートと思いきや、ちょっとした不安材料があった。授業はすべて英語で行われるのだ。つまり、英語がわからないと、ネパール語もわからない。しかも、先生の英語はネパール語なまりがかなり強い。これは先生に限らず、ネパール人全般に言えることなのだが、まずはその音に耳を慣らすところから始めなければならない。

 クラスメイト同士の会話も英語。15カ国も集まっているのだから、共通言語が英語になるのは当然なのだが、みんな、それを当然として使いこなしているのがすごい。

 まあでも、英語もネパール語も両方学べると思えば、これはこれで悪くない。そう言い聞かせながら、僕の学生生活はスタートした。