秋も深まり、関東の山にも紅葉の便りが聞こえてくるようになりました。夏場は気温の高さを避けながら近場の低山を楽しむ方法として“始発ハイク”を提案しましたが、今回もなぜか暑くもないのに“早朝登山”。モチロン理由はあります!
■人気の高尾山を人混み知らずで歩こう
今回登るのは、誰でも知っている高尾山! 都心からのアクセスの良さ、整備された豊富なコース、名物料理を食べさせてくれるたくさんの茶屋、そして何より多彩な植生と眺望を求めて、登山者から観光客まで一年中人の波が途切れることがない山です。
これまで鎌倉、京都と、夏の酷暑を避けるための“始発ハイク”を提唱してきましたが、高尾山での早朝ハイクの理由は、ズバリ「混雑を避ける」ため。
新宿から高尾山口駅までは、京王線でほんの1時間前後。抜群のアクセスの良さは“始発ハイク”にぴったり…… なのですが、今回は始発電車に乗らない早朝登山を選びました。なぜなら、高尾山の麓に“山小屋”があることを知ったからです。
■前日から気分が高まる“山小屋泊”!
それは「Mt. TAKAO BASE CAMP」(以下、『ベースキャンプ』と呼びます)。
ウェブサイト:https://takaobc.com/
もちろん正確には山小屋ではありませんが、カフェの奥には誰でも利用できるデッキテラスがあり、登山靴やトレイルランニングシューズのレンタル、近隣フィールドやツアーなどの情報発信も行っています。
そして2階はゲストハウススペースとなっていて、相部屋ですが清潔・快適なベッドに1泊2,750円から泊まれるのです(曜日等によって金額は異なり、貸切などのプランも多数あり)。
シャワーもラウンジスペースもWiFiもあって、木をふんだんに使った屋内は、まさに「都会の山小屋」といった風情。
仕事終わりに必要な装備を持って高尾山口まで移動し、こんな雰囲気のある山小屋に泊まって、翌朝から山歩き…… いやでも気分が高まります!