■ご当地メニューも充実のフェス飯あれこれ
朝霧JAMのフェス飯、あくまで個人的な印象ですが、静岡・山梨両県のご当地系と、エスニック系が充実している印象。秋フェスらしく、ミルクシチューやチャイなど、体があたたまるホット系もあります。2つのステージにそれぞれ屋台が並んでいます。


と、会場内の各店もおすすめなのですが、場外にもぜひ、立ち寄って欲しいお店があります。それが、国道139号沿いにあるファミリーマート富士宮朝霧店。筆者は毎年必ず立ち寄り、買い出しをしてから会場へ向かいます。アルコールとともに、つまみになりそうなラインナップも。

地元静岡っぽいものを買うのが、マイ定番。ちなみに2日目の日曜も、朝の散歩がてら、この店までてくてく歩いて買い出しに出かけます。天気が良いと会場に戻るまでに、缶ビール1本ぐらい空けてしまったりするのですが……。会場からはゆっくり歩いて30分弱です。
会場内には、飲食以外の店舗もズラリ。雑貨やファッション系が大半ですが、昨年はバンを改造した移動型ブックショップも。

芝生にゴロリと横になり、ライブ演奏をBGMに読書にいそしむのも楽しいかもしれません。
■夕暮れ時はまさにマジックアワー
時とともに変わる風景も野外フェスの魅力。晴れの日なら、朝霧JAMは夕方の雰囲気が最高です。10月中旬の現地の日の入りは17時頃。

運が良ければ、夕陽を浴びて真っ赤に染まる「赤富士」が見られることも。最高の音楽と奇跡の絶景。朝霧JAMでしか体験できない、これ以上ないひとときです。
夕闇が刻々と迫りやがてとっぷり日が暮れてからも、ライブは続きます。「RAINBOW STAGE」では焚き火も登場。朝霧高原の標高は800m前後。10月の夜は10℃を切ることも珍しくありません。晴れ予想でも、防寒対策は万全に。筆者は複数枚の上着とともに、カイロも念のため持参します。


例年、初日は22時頃、2日目は20時頃にライブが終了します。2日目夜、シャトルバスで帰路に着く人は混雑が予測されるため、早めの撤収が無難。テントなど大物は日中に片付けておくのがオススメ。オーバーナイトならそのあたりは気にせず(ただし飲み過ぎには注意……)。
今年25周年となる朝霧JAM。キャンプ好きで音楽好きなら、一番「しっくりくる」フェスといってもいいかもしれません。心地よい秋風に吹かれながら、その姿が見えただけでなぜかテンションが上がる富士山。今年も個性派揃いのミュージシャンが、これ以上ないロケーションで待ち受けています。

【開催情報】
朝霧JAM2025
開催日:2025年10月18日(土)・19日(日)
会場:朝霧アリーナ(静岡県富士宮市朝霧高原)
https://asagirijam.jp/