■トレランで使ってみた感想&走行中の具体的な所感

アップダウンのある山道だったが、最後まで快適に走り切れた

 ランニングコースは舗装道から山道まであり、まさにトレイルランといった感じだったが、スタートからゴールまで快適に走り切ることができた。

 登りや下りで腕振りや歩幅にも影響は少なく、体への負担もあまり感じられなかった。この軽さは短距離トレイルだけでなく、日常のジョギングや10km程度の中距離ランニング等にも使えると感じた。

 肩ベルト付近に設けられたドリンクホルダーとスマホポケットは、走りながらでも片手で簡単にアクセス可能。地図アプリを確認しながら走ったり、給水をすばやく行えるのは、日常ランではうれしい利点である。特に小刻みなアップダウンが続く三沢峠周回では、バックパックを下ろさずに操作でき、ストレスなく快適に走ることができた。

取り出しやすい肩ベルトについたドリンクホルダー

 体にフィットする背負い心地もよかった。ベルトの調整ができるため、バックパックが身体に密着し、走行中の揺れを大幅に軽減できる。特に下りや段差でのブレが少なく、一定のペースを維持できた。揺れが少ないことで膝や腰への負担も減り、長時間快適に走ることができるだろう。

 また、登山道では汗をかく場面も多いため、通気性の高さはトレイルランにおいて重要だが、ランバディは背中側が通気性の高いメッシュ仕様になっており、汗をかいても蒸れにくい。このおかげで長時間のランでも背中がべたつかず、山の風を受けながら快適に走ることができた。

■軽めのトレランや登山はランバディとともに楽しもう

 ランバディは軽めのトレイルランや登山、ハイキングなどにピッタリの製品だ。特におすすめのポイントは、スマホやドリンクの取り出しやすさと背中の通気性である。胸元のポケットとドリンクホルダーにより走行中の操作がスムーズで、背面メッシュにより汗をかいても蒸れない。軽量性とフィット感調整の自由度も高いので、日常的なトレイルランや登山に最適だと感じた。 

 ただ、荷物を詰め込みすぎると快適性に支障が出る可能性もある。重心が変わり揺れが出やすいと、ストレスだけでなく疲労の蓄積にもつながるだろう。長時間走行では専用に作られたモデルを検討すべきだ。

 軽めのトレイルや日常的なラン、帰りに温泉などに寄るといった行程であれば、ランバディは十分対応できるのでおすすめだ。

 快適に走りたい、走っている最中や後も楽しみたい。そんなランナーたちの願いをかなえてくれる製品といえるだろう。

 

Runバックパック「ランバディ」
価格/3,480円(税込)
カラー/ブラック、ライムグリーン、レッド
容量/10L(高さ43×幅31×奥行き2cm)
重量/260g

商品サイト:www.amazon.co.jp/dp/B0C61H44BH