森の中にふわっと浮かぶ“わたしスペース”。mont-bell(以下、モンベル)のフィールドハンモックがくれたのは、設営5分で始まる、ととのいの森時間だった。
■森で昼寝してみたくて。ハンモック導入のきっかけ

森の中でゆったり昼寝してみたい。そんな想いから導入したのが、モンベルの「フィールドハンモック」だ。収納時は直径13.5cm、高さ19cmほどの手のひらサイズで、重量も約750gと軽い。ランタンと一緒にバックパックに放り込める。これなら気軽に森に持ち出せそうだと感じた。カラーは3色展開で好みに合わせて選べるのもうれしいポイントだ。
■コンパクトでも、広さは十分。設営と使用感

設営は驚くほど簡単だった。ストラップを木にぐるっと巻きつけて、本体を吊るすだけ 。木と木の間隔は4〜5mほどあれば十分で、高さやテンションは好みに合わせて調整できる。ピンと張りすぎず、たるみすぎず、ゆるやかに身体を包み込むような角度が心地よかった。身長170cmの筆者が対角線上に寝転んでも、頭と足の先に60cm前後の余裕があり、全身がすっぽりと包まれる安心感があった。なお、本製品にサイズ展開はなく、横幅も広めに設計されているため、平均的な体格であれば問題なくくつろげるはずだ。
■小物入れの活用と、気持ちいい素材感

生地には撥水加工が施された70デニール・ナイロン・タフタを採用。適度なハリとたわみで体をやさしく包み込む感覚があり、軽量ながら耐荷重は約100kgと安心感もある。サラリとした質感で、背中が蒸れにくく、暑い日でも快適そうだ。
水を含みにくく乾きも早いため、朝露や小雨に濡れてもすぐに気にならなくなるのもうれしいポイント。鋭い枝や突起物、ポケット内の鋭利なものなどによる引っ掻きには注意が必要だが、通常のアウトドア利用であれば問題ない強度といえる。
また、収納袋はそのままポケットになる仕様で、ペットボトルやスマホなどの小物を入れておけて便利だ。