(2ページ目) 森の中 “わたしスペース” でふわり＆ゆらゆら「モンベル・フィールドハンモック」設営5分で始められる、ハンモック時間の魅力｜キャンプ｜レポート

■“わたし空間”がふわりと生まれる

　横になった瞬間、視界に広がるのは木の葉と空のゆらぎだけ。地面にいたはずの自分が、ふわっと宙に浮かび、重力から少し解放されたような感覚に包まれる。それは「携帯できる寝床」というより、“わたし空間”という言葉がしっくりきた。人と話すわけでもなく、何か目的があるわけでもない。ただ静かに、自分の身体と心を預ける時間。この空間にいると、不思議とスマホにも手が伸びなかった。　　　　

■細部のつくりと注意点もチェックしておこう

　付属のカラビナにはロック機構があり、不意に外れないようになっている。設営時はカラビナのロックを忘れず、設置後は各部を確認しながらゆっくりと乗り込むのが安全。ストラップは木を傷付けにくいフラットな構造で、自然にも配慮されているのがうれしい。

　また、ハンモックを設営する場所は、登山道や園路など人がよく通る場所、また広場やベンチ付近など人の視線が集まりやすい場所は避けたい。すれ違いやすい通路を塞いでしまったり、他の利用者の休憩スペースに干渉したりしないよう、周囲の動線と視界への配慮は忘れずに。風景に溶け込むよう、森の静けさに寄り添う“あなた流”の配置を楽しもう。