■ワークマンの「ファイヤースターター&火吹き棒セット」を実際に使用してみての感想
●メリット&デメリット

点火棒の長さはマグネシウム合金部分では7cm、持ち手も含めれば12cmと、ある程度の長さと太さがある。木製のグリップもついているので、プレートをスライドして火花を飛ばす際も持ちやすい。また長さがあるため、擦れる部分も多く、初心者や子どもでも扱いやすい印象を受けた。

長方形のプレートは、先端がU字でギザギザとしていて、マグネシウムを削りやすくなっている。面が長いところが点火面となっており、その反対側に何かをひっかけるような部分がある。
初めて見た際、何に使うのか理解できなかったが、説明書を読んで納得! なんと栓抜きなのだ。点火面には5cmではあるが定規もついている。こうしたちょっとした工夫こそが、ワークマンならではだ。

火吹き棒は15〜60cmと伸縮可能。最大60cmあれば火元からは十分に距離を取れると感じた。しかし、筆者が実際に使用してみると、どういうわけかなかなか息が続かず、うまく空気を送り込めていないように感じた。理由はそれまで使っていたものに比べワークマンのものは、直径が大きくて長いことが原因のようだ。

火吹き棒には、いろいろな種類がある。太ければ大量の空気を送ることができ、火力を強めるのに役立つが、その分息の消費量が多い。一方、細い火吹き棒はピンポイントで空気を送ることができ、狙いがつけやすいが、空気の量が少なかったり、息の調整が難しい。
どちらにしてもメリット・デメリットはあり、最終的には好みに合わせてサイズを選択するのがおすすめ。今回使用したワークマンの太い火吹き棒は女性や子どもなど、肺活量がそこまで多くない人には少し大変かもしれない。

筆者がワークマンの「ファイヤースターター&火吹き棒セット」で一番気に入った点は、すべてをひとつにまとめられ、首からかけられる点だ。家族でキャンプにいくと、何かと荷物が多くなったり、細々したアイテムはバラバラになりがち。
しかし、このワークマンの商品にはそういった悩みを解消できる収納ケースがついている。また、革製で見た目もオシャレ! 980円とは思えないクオリティなのだ。
■ワークマンの「ファイヤースターター&火吹き棒セット」は見つけたら即購入!
今回はワークマンの「ファイヤースターター&火吹き棒セット」の使用感を紹介した。980円ですべて揃えられ、収納ケースまでついている。点火棒は使いやすい長さがあり木製のグリップがついているため使用しやすく、マグネシウム合金を削るためのプレートにもちょっとした工夫がされていた。火吹き棒に使いづらさを感じたものの、ファイヤースターターは子どもや女性でも問題なく火起こしができるアイテムであった。
実際に使用してみると、ワークマンが細部までこだわってつくったことを感じることができ、筆者としても非常に高く評価できるものであった。
ワークマンの「ファイヤースターター&火吹き棒セット」、初心者はもちろんベテランキャンパーにもおすすめできる商品だ。今回の記事を参考に、気になった方はぜひ試してみてほしい。
※この記事の情報は2025年7月現在のものです。価格や在庫状況が変更されている場合もありますので、最新の情報はリンク先のHPでご確認ください。