ワークマンが展開するレディース向けの「雲の上」シリーズは、履き心地のよさが話題のシューズラインだ。現在までにスニーカー、パンプス、スリッポンのラインナップがあり、いずれも「まるで雲の上を歩いているかのような履き心地」とどれも評価が高い。

 今回は「手頃な価格で履き心地のよさや歩きやすさを実現しているのは本当なのか?」という視点で、「雲の上」シリーズのスニーカーの実力をレビューしていく。

■「雲の上」のスニーカーの特徴は?

「雲の上の履き心地」の秘密は、このクッション性にあった!

 最大の特徴は、インソール全体に敷かれたふわふわで柔らかな低反発クッション。足裏の圧力を分散し、衝撃をやわらげる構造のおかげで「雲の上」のような履き心地を実現している。

 スニーカーの甲の部分であるアッパーにはしなやかな合成皮革が使われており、足に合わせてフィットするので動きやすい。さらに、片足約175gと軽量ながら約3cm(筆者実測)の厚みのあるアウトソールが路面からの衝撃を吸収してくれるので、足への負担も少なく感じる。街歩きはもちろん軽いアウトドアでも、十分活躍してくれそうな一足だ。

■15,000歩を歩いてわかった実力

「雲の上レディーススニーカー」は、歩きやすく扱いやすい一足

 実際に「雲の上レディーススニーカー」を履いてテーマパークで1日を過ごしてみた。ほぼコンクリートで覆われた地面を朝から夜まで歩き回ること、約15,000歩。さすがに夜になる頃にはそれなりに疲労を感じたものの、クッションに守られた足裏にいたっては歩き疲れによる痛みなどはまったく感じず、むしろまだ歩ける感じもあり「確かにこれは疲れにくい」という実感があった。

 また途中、小雨に見舞われたのだが、靴の中の靴下が濡れることがなかったのは、厚底や合成皮革素材のおかげといえる。

 歩行以外にも優れている点がある。脱ぎ履きがしやすいよう、かかと部分が伸縮性のあるゴム素材になっており、さらに、履くときに便利な布状のプルストラップが付いているのだ。この仕様なら、アウトドアでのテントの出入りなど、靴の脱ぎ履きが頻繁に求められるシーンでもスムーズに対応できそうだ。