■雪上で試してこそ分かる最適なギア選び


やはりギアブランドのブースはこのイベントの大きな注目ポイント。雪山用の登山靴にアイゼン、ピッケル。アパレルにバックパック、グローブやプローブ、ビーコンなど雪山登山に限らず、バックカントリーでも必要なアイテムが多数並んだ。


会場には登山だけでなく、バックカントリーユーザーも来場し、最新のビーコンやプローブなどアバランチギアに興味津々の様子。メーカー担当者からは、バックカントリーにはある程度、ビーコンは普及してきたが、雪山登山をされる方は以外にもビーコンの装着率が低いという情報もあり、その重要性をもっと伝えていきたいと語った。


同じアイゼンやピッケルでもどちらの方が自身にとって使いやすいか、軽さや特徴など、直接メーカーからの説明を聞き、何よりもその場ですぐに試すことができることがショップや屋内の施設ではない、“雪山”というフィールドで開催したこのイベント最大のメリット。来場者はそれぞれの好みや山行スタイルから人気ブランドのギアを吟味し、試している様子であった。

やはり実際のフィールドでギアを試すということは自身にとっての最適なギアを身をもって知ることができる絶好の機会。今年、実現した「谷川雪山フェス」が今後さらに盛り上がっていくことで、雪山登山の安全啓蒙へとつながっていくことに期待したい。