■子どもから高齢者まで楽しめるトレッキングコースがいっぱい

 チェレソーレ・レアーレを拠点にすれば、ここからオルコ渓谷やヴァルサヴァランシュ一帯に延びるさまざまな登山道へアクセスできる。本格的なアルプス登山を体験したいなら、レイニール山頂(3,235m)やタオウ・ブランク(3,438m)の登頂にトライしてみるのもいい。2,000m以上のエリアに点在する湖やアイベックス、シャモアなどの野生動物たちを眺めながら、雄大なアルプスの大自然を満喫できるこのコースは、山好きならきっと気に入るはずだ。

 一方、そこまで歩くのはしんどい、という方には、チェレソーレ湖の周囲に広がる森を散策したり、一周7.6kmの湖周遊コースを歩くのがおすすめ。チェレソーレ湖はオルコ渓谷にある人造湖で、全長3km超、幅約700m。グライエアルプスから流れ込むオルコ川の水を堰き止めて作られた貯蔵池で、その貯水量は3,500万立方メートルを誇る。湖の水はロゾーネ水力発電所の他、近隣のさまざまな水力発電所に供給されているという。

 人口湖とはいえ、エメラルドグリーンの湖面とそれを取り囲む濃淡さまざまな森林、その背後にそびえる高い山脈の風景は、大自然の中に身を置く喜びを感じさせてくれる。

湖の周囲には眺望の素晴らしい宿やレストランも建ち並んでいる
全長7.6kmの遊歩道コース。湖では釣りやウィンドサーフィンなどのアクティビティも楽しめる。また、冬にはクロスカントリースキーも楽しめるようになっている
子どもや高齢者をはじめ、車椅子でも楽しめるよう整備されている遊歩道
天候や時刻によってさまざまな表情を見せてくれる湖畔の遊歩道では早朝から夕暮れまで散歩が楽しめる