■「あてま高原リゾート ベルナティオ」にちょっと立ち寄り

ホテルから直接「スノーランド フォレストフェアリー」に繰り出せる

 ニュー・グリーンピア津南の行き帰りにおすすめの立ち寄りスポットもちょっと紹介しておきたい。それは、十日町市にある「あてま高原リゾート ベルナティオ」という複合リゾートだ。こちらも通年、季節感あふれるアクティビティを体験できる一大リゾートで、ホテルをメインに、ゴルフやテニス、ウェディングなどさまざまな施設が揃っている。

 冬季はゴルフ場の敷地を利用して「スノーランド フォレストフェアリー」を営業しており、その規模がとっても広いのだ。ホテルのレストランはランチ営業をしているので、昼食に立ち寄ったついでにその雪の遊び場を体験してきた。

スノーモービルに繫げたラフティングボートに乗ってコースを探検する旅へ

 ホテルから直接、スノーランド フォレストフェアリーに向かうと、広い雪原に多種多様なアクティビティが用意されている。受付でアクティビティコインを買い求め、アクティビティごとに必要な枚数のコインを渡すと遊べるというシステムだ。

 さっそくスノーラフティングを体験してみると、森の奥へと進み、地形変化も楽しめるのでなかなかスリリング。体験した子どもたちは「超楽しかった!」「もう1回乗りたい!」と興奮気味だ。

距離のあるコースをたっぷり楽しめる「くるくるフェアリーチュービング」
ハンドル操作ができるスノーレーサーなどそり以外の乗り物も体験できる

 チュービングはコースが長く、スタートのときにスタッフに「回して」とお願いすると、ぐるぐる回して押し出してくれる。ストライダーやスノーレーサーを借りて、そりエリアで滑るのも楽しい体験だ。のんびり乗り物を楽しみたければ、モービルの後ろの大きなそりに乗って約20分かけてコースをめぐるゴンドラツアーもおすすめ。そり広場&雪遊び広場は入場無料でそりや滑り台を楽しめ、0歳から大人まで幅広く楽しめる。

 このスノーランド フォレストフェアリーは、2025年3月31日まで営業予定となっている。

「スノーランド フォレストフェアリー」は冬の遊びが満載

■ランチは地元名物を堪能

ランチでいただいた「南魚沼産 大黒舞茸天ぷら へぎ布海苔(ふのり)そば」

 開業30周年を迎える「あてま高原リゾート ベルナティオ」は、本館と別館があり、レストランも各種完備。雪遊びのあと、ホテル内のレストランでランチを堪能すると、ふのりをつなぎに使ったそばをへぎという器に盛った、“へぎそば”や、にいがた和牛や妻有ポークを使った料理など、新潟名物を取り入れたメニューが充実していた。

 また、リゾートがある十日町市は「雪と着物のまち」がキャッチフレーズとあって、フロントやレストランなど、あちこちに雪をモチーフとした装飾や着物などが飾られていて雰囲気がいい。

 リゾートでは、宿泊者とスタッフがコミュニケーションをとれるさまざまな工夫もしているというので、今回のようにランチ&雪遊びで日帰り利用してもいいし、泊って存分にリゾートを満喫するのも楽しそうだ。

巨大な複合リゾート「あてま高原リゾート ベルナティオ」

■津南町も十日町市も意外と近い!?

豪雪エリア、津南町も十日町市も実は都心から2時間ほどで行ける近い存在

 今回は、新潟県観光協会×ハピスノ 「家族対抗!雪上運動会」を体験するため、新潟県の津南町にあるニュー・グリーンピア津南を訪れ、雪遊び&ランチを堪能しに十日町市のあてま高原リゾート ベルナティオにも立ち寄った。

 新潟県のスキー場というと、湯沢町や南魚沼市といった越後湯沢駅周辺にある場所が「近くて行きやすい」とイメージしがちで、津南町や十日町市は「ちょっと遠いところ」と考えていた。でも実際に訪れてみると、例えば、ニュー・グリーンピア津南は越後湯沢駅から送迎バスで約50分、あてま高原リゾート ベルナティオは予約制のシャトルバスで約40分という距離。駅から車でこれくらいかかるスキー場は、他県では意外と珍しくないだろう。

 しかも、東京駅から越後湯沢駅は上越新幹線で約80分ほどなので、2時間ちょっとで行けることになる。県内屈指の豪雪地帯として知られる、津南町と十日町市のウィンターリゾートは、都心から案外近く、気軽に行けるところなのだと実感した。