■新アクティビティ「e-SNOW BIKE」
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今シーズン、焼額山スキー場では「e-SNOW BIKE(イースノーバイク)」に乗車体験ができる新しいアクティビティがはじまった。電動バイクの前輪にスキー、後輪に雪上車のようなキャタピラを取り付けた乗り物で、雪上をパワフルに、かなりのスピード感で走行することができる。乗車前に運転方法や注意点などのレクチャーがあるので、はじめての乗車もウェルカムだ。
「e-SNOW BIKE」乗車体験は、志賀高原プリンスホテル東館に受付窓口があり、3タイプのコース&ツアーを提供している。最も手軽な「体験コース」は、ホテル前に設置されたトラックを周遊するというもの。「フォレストツアー」では森へと繰り出し雪原や起伏に富んだ地形を走行。さらに、人のいない時間帯にゲレンデなどを通って山へと上がり、ビューポイントから夕陽を眺める「マウンテンツアー」まである。
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「アクセルとブレーキだけで操作できる」と説明されたが、実際に乗ってみると、オートバイの運転経験がない人はまっすぐ進むだけでもおっかなびっくり。ゆるいカーブすら曲がれず、横にコテンと倒れてしまったりする。アスファルトと違って、転んでも柔らかい雪が受けとめてくれるのが幸いだ。
そんな、うまく乗れない人には「ソリに乗って参加もできますよ」と、バイクでソリを引いてもらってツアーに参加することもできる。
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一方、経験者ははじめからスイスイ乗れて、慣れるとスピードをあげたり新雪の中に突っ込んだりする。ガイドの案内とともにフォレストコースをめぐりながら、「ここも通れますよ」といろいろな地形にトライ。埋まりそうな雪のなかでも、「e-SNOW BIKE」は力強い走りを見せてくれる。
フォレストツアーでは雪の森に囲まれた林道をバイクで走り抜けていく爽快ライドを味わえる。斜度は緩やかだが、雪の道をバイクで上り下りするとスリリングだ。
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■スタイル別に選べる2つのホテル
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ゲレンデと直結する山麓の2つの「志賀高原プリンスホテル」は、西館はファミリーや若者などがわいわいと過ごせるカジュアルな雰囲気、そして、東館は広い客室や落ち着きあるダイニングレストランなどラグジュアリーな雰囲気になっている。
今回宿泊したのは、優雅なホテルステイを味わえる東館。ホテルからスキーイン・アウトが可能で、第1ゴンドラ乗り場が隣接し、朝の滑り出しもホテルに戻ってくるのもとてもスムーズ。客室はすべてゲレンデビューと、リゾートライフをフルで実感できる癒しの空間だ。
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メインダイニングルームの夜と朝の食事はブッフェ形式。おいしさはもちろん、器や盛りつけまでおしゃれな和洋中の料理が並び、信州そばや長野県産のコシヒカリなど地元食材もメニューに並ぶ。また、野沢菜やりんご、信州みそ、安曇野のわさびなどの地元名物が、料理やスイーツ、さらにはソースなどにもうまく取り入れられている。
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夜はメイン料理が用意されたセミブッフェスタイルになっていて、肉または魚のどちらかを選べる。その場で切り分けてくれるローストラムや、目の前で焼き上げたビーフステーキ、揚げたての熱々が味わえる天ぷらなど、ライブキッチンも充実。こうした食の楽しみがホテルステイの大きな魅力だ。