煙で食材に香ばしい風味をプラスしてくれる燻製(スモーク)。美味しい燻製を作るには、食材を塩やスパイスに漬け込み、乾燥させ、長い時間をかけて煙で燻すという、かなりの手間と時間をかけた特別な調理技術が必要です。
ですが、そんな燻製のイメージを180度変えてくれるアイテムが、今回紹介するデイトナの「LiQ SMOKER(リキスモーカー)」です。
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なんと、たった10分で簡単にスモーキーなフレーバーを楽しめる燻製が完成するというスグレモノなんです。
■コンパクト&おしゃれでも使い勝手よし
「リキスモーカー」は、手のひらに収まる可愛いサイズのガジェット。サペリ材という木材を使った高級感ある本体と質感の高いメタルパーツを組み合わせた、持っているだけでテンションが上がるデザインも魅力。
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グラスやシェラカップにのせて使うシンプルな設計で、本体の他には着火用のターボライターとスモークチップを用意するだけとお手軽。直径約9cmとコンパクトなので、ザックの隙間に忍ばせておけるサイズ感もお手軽感を加速させます。
使い方は簡単で、燻製したいものを入れ、「リキスモーカー」をセット。フィルター部分にチップを入れてターボライターで炙るだけ、というシンプルさです。
■さっそくスモークしてみよう!
燻すためのウッドチップですが、今回は桜の薪があったので、ブッシュクラフトナイフでコリコリ削って用意。
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こういった回りくどさもアウトドアでは大切にしたいところ。もちろん、アウトドアショップなどで入手できるスモークチップ(スモークウッド)を使うのが王道です。
デイトナの担当者によると「LiQ SMOKER(リキスモーカー)」の「LiQ」は、液体の「Liquid(リキッド)」を意味するそう。
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短時間のスモークを想定しているため固形物には向かず、主に飲み物などの液体に芳醇な香りを添えるため開発されたものなのだとか。
というわけでまずは、香りが少なすぎて持て余していたウイスキーをスモークしてみることに。
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グラスにウイスキーを注ぎ、本体をセット。フィルターに入れた桜のチップにターボライターをかざし、着火を確認したらフタをしめます。
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するとすぐに、白い煙がグラス内に降りてきます。ウイスキーの表面にふわりと広がるスモークの舞いを見ているだけで高まりを禁じえません。1回の着火で煙が出るのは2〜3分程度。
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これを3回繰り返し試飲してみると……「え、これって別物じゃない?」
けっして大げさではなく、かなり地味だったウイスキーの印象が一転、華やかかつ豊かになったことに色めき立ったほど。しかも自分の手でカスタマイズしたという充実感が半端ないです。
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「オークのチップでも燻してみたい。むしろ安いウイスキーの方が伸びしろを楽しめていいかも」と、ウイスキー通のスタッフもうなる出来栄えでした。赤ワインや焼酎にも合うそうなので、大至急試してみたいところです。