秋から春にかけて通いつめる方も多いエリアトラウト(管理釣り場でのトラウトフィッシング)。筆者も数年前にこの釣りに出会って以来、釣具屋では必ずこのコーナーで立ち止まるようになった。そこで目についたのが「トラウトガム」だ。釣れると評判の仕掛けだが、買えば2個で1,000円を超えるものばかり。構造はシンプルなので、今回は自作トラウトガムでも実際に釣れるのかを試してみた。
■レギュレーションの確認は必須!
トラウトガムは使用が禁止されている管理釣り場もあるので、必ずHPをチェックしよう。「トラウトガム使用禁止」と指定している場合もあれば、「◯◯cm以下のルアー禁止」のように包括的に記載している場合もある。施設ごとのレギュレーションは必ず守ろう。違反者は今後の利用禁止や罰金が課せられることもある。
■トラウトガムの材料
【トラウトガム作りに準備する物】
針:5号サイズ前後で管付きのもの
皮革:紐状の天然素材を推奨
糸:綿素材を使用
接着剤:速乾タイプ
ハサミ:皮革と糸を切る用
ペンチかヤスリ:針のカエシを潰す用
■トラウトガムの作り方
まずは下準備から。皮革を3〜4cmぐらいでカットして、針のカエシはペンチで潰すか、ヤスリで削り取る。
接着剤で針を皮革に仮止めし、合わせたら糸で巻いて固定。巻いた糸がほつれないように再度接着剤を垂らして、乾燥させれば完成だ。
特にコツと言えるほどのコツは必要ないが、強いて言うならば、針の輪に皮革が重ならないようにすることだ。この管に釣り糸を結ぶため、重なってしまうと糸が通せなくなるからだ。