■レシピ生成AIを活用した「キャンプ飯オリジナルレシピの考案!
いつもと変わり映えしない、マンネリ化したキャンプ飯。キャンプで毎回同じメニューに飽き飽きしていないだろうか?
そんな慣例を打破する方法として、今AI技術が活用できるのはご存知だろうか。AIを活用したレシピ生成アプリの開発は進んでおり、レシピ生成AIツール「DishGen(ディッシュジェン)」を使えば、簡単に新しいキャンプ飯のアイデアが創造できる。
食材や調理具、希望する条件を入力するだけで、ユニークなメニューが生成され、毎回異なる料理が楽しめるのだ。
■限られた食材でもレシピを提案してくれる「DishGen」
DishGenは、生成AI技術を活用してオリジナルレシピを提案するツール。AIに食材や調理器具、シチュエーションを入力するだけで、メニューを自動的に生成してくれる。限られた材料でもさまざまなレシピを提案してくれるため、キャンプや家庭での料理のマンネリを解消する、新しい手段と言えるだろう。
特に、キャンプ飯のように、少ない調理器具や特定のシチュエーションに応じたメニューを生成する可能性を持つAIツールであり、アウトドア料理の幅を広げてくれる。
※DishGenのプロンプトは英語のみ対応。翻訳サイトを活用し、英文で入力しよう。
なお、DishGen以外にもAIを活用してレシピを生成・提案するツールが多数存在する。
ChefGPT:AIレシピアシスタントツール。作りたい食事(朝食、昼食、夕食)と手持ちの調理器具と待ち時間、自分の料理ステータスを選択し、入力した食材から最適な組み合わせによりメニューを作成してくれる。
参考リンク:https://fritz.ai/TryChefGPT
Let's Foodie:DishGenと操作は似ている。また、ツールを使用するためにアカウントを登録するが必要はない。レシピの共有オプションを使用することで各種SNS(FaceBook、X等)に生成レシピを共有できる。レシピ生成以外にも、レシピに関連したガイドを紹介しているブログも掲載してくれる。
参考リンク:https://fritz.ai/TryLetsFoodie
■実際にDishGenで調理してみた
今回キーワードとして、「焚火台」「3分」「鶏肉」「スパイス」を設定し、「To use chicken and spice, I can make dishes for 3 minutes, I want to use bonfire stand(鶏肉とスパイス、焚き火台を使って3分で料理を作りたい)」とプロンプト(指示)を入力。
結果、「Smokey Spiced Chicken Bites(スパイシーかぶりつき炭焼きチキン)」というアウトドア料理のレシピが生成された。
DishGenから提案されたレシピに合わせ、実際に焚火台を使用し、調理を行った。アウトドアでの調理は慣れてはいるが、今回はAIが生成したオリジナルのレシピということもあり、正直不安と緊張感があった。
スパイスとオリーブオイルにしっかりと漬け込んだ鶏肉を串に刺し、焚火で焼くとスモーキーな香りが広がる。
「ちゃんと火が通るのだろうか」「焦げついたり、焚火台の火加減は難しくないのだろうか」と、ワクワクドキドキしながら、調理に没頭した。
【食材】
・骨なし鶏胸肉: 1ポンド(注)(一口大に切る)
・スモークパプリカ: 大さじ1
・ガーリックパウダー: 小さじ1
・クミン: 小さじ1
・カイエンペッパー: 小さじ1/2(お好みで調整)
・オリーブオイル: 大さじ1
・塩とコショウ: 適量
・フレッシュパセリ:(飾り用)
(注):約450グラム
●調理手順
1. ボウルにオリーブオイル、スモークパプリカ、ガーリックパウダー、クミン、カイエンペッパー、塩、コショウを入れ、よく混ぜてマリネを作る。
2. 鶏肉をボウルに加え、マリネが全体に行き渡るまでよく混ぜる。
3. 焚き火台を準備している間に、鶏肉を少しマリネしておく。
4. マリネした鶏肉をグリル用の串に刺す。串を焚き火台の上に置き、時々裏返しながら、鶏肉に火が通り、少し焦げ目がつくまで約2~3分焼く。
5. 火から下ろし、新鮮なパセリのみじん切りを添えて盛り付ける。
家族に試食してもらったところ、スパイスの香りが食欲をそそり、おいしいとの感想を得た。特にクミンやパプリカの風味が新鮮だったようで、普段馴染みのない鶏肉の香りが意外性もあり好評だった。
また、「この味付けだとご飯が進むね」と言われ、アウトドアでの料理にもぴったりだと感じた。家族も大満足で、いつもとは違ったスパイシーな鶏肉が食卓に新たな楽しみをもたらしてくれた。