バーベキューやキャンプで人気の「ビア缶チキン」。部位ごとに切り分ける前の丸ごと一羽分の鶏肉に、ビール缶を突き刺して中から蒸し焼きにする料理だ。インパクト抜群の見た目から気になっている人もいるだろう。
しかし手間がかかる分、失敗するリスクは避けたいもの。今回は趣味が高じてビア缶チキンを23回調理し、100名以上に振舞った筆者が、失敗しない絶品ビア缶チキンの作り方を紹介する。
初心者でもおいしく仕上がるシンプルな味付けと、焼き方のコツを紹介しているので、ぜひ最後まで読んでほしい。
■万人受けするポイントは「4%のブライン液」!
ブライン液という塩と砂糖を加えた水に肉を漬け冷蔵庫で一晩寝かせると、肉が柔らかくなり格段においしいビア缶チキンができる。
塩と砂糖の濃度は重量比で「4%」がおすすめ。筆者は3、4、5%と濃度を変え100人以上に食べてもらったが、4%が最も反応がよかった。濃すぎない自然な味わいになるため、小さな子どもからお年寄りまで、万人受けすること間違いなしだ。
1kgのブライン液を作る分量は以下の通り。
水/920ml
塩/40g
砂糖/40g
スパイスやハーブを使わなくとも味は十分。鶏肉自体の旨味を感じられるレストラン級の味になる。
■道具は通販で揃う
焼く際にはチキンスタンドとバケツ、ビールを使う。バケツは金属製で10号サイズがちょうどよい。ビールの銘柄は問わない。内側にわずかに香りが付くが、全体の味にはあまり影響しない。
1.5kg未満の鶏ならば350ml缶、1.5kg以上なら500mlのロング缶だと焼きやすい。1/2〜1/3程度残して使おう。
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG)BBQ ビア缶チキンスタンド
価格/1,100円(税込)
サイズ/外径190mm、高さ80mm
商品サイト:https://store.captainstag.net/products/detail/6484
尾上製作所(ONOE)バケツ10号
価格/1,320円(税込)
サイズ/10号(直径約315㎜、底径約206㎜、深さ約278㎜)