ビールやワインに合うキャンプ料理を探している人に、ぜひ食べていただきたいのが「チキン料理」だ。糖質が限りなくゼロに近く「ヘルシー」で、ちょっとしたコツを覚えるだけで、料理に慣れていない人も「簡単」においしく食べられる。
今回は、食材費を400円以内におさめるようにしたボリューム満点!「失敗なし」の簡単チキン料理を紹介する。
■物価高騰でも、チキンは家計の強い味方!
物価上昇で家計が厳しいこんな時だからこそ、安い食材を選んでうまい料理を作りたいものだ。そんなときにおすすめの鶏肉は、キャンプ料理として気軽に1品追加できる食材だ。
今回紹介する料理で使う鶏肉の部位は、
「手羽中割れ(173g)」262円(税込)
「ささみ(203g)」241円(税込)
「むね肉(274g)」234円(税込)
の3種類。すべて200円台でおさめた。
その他に、副食材として野菜を「きゅうり」1本60円、「ミニトマト」(6個入り)1パック120円を購入。なお、今回紹介する料理の材料はソロキャンプでの食事を想定しているため、ファミリーキャンプで調理する場合は調整をしてほしい。
今回紹介するのは、自宅にある調味料を使って手軽にできる「お財布にやさしい」メニュー。
「チキンはヘルシーだけど、淡白な味で、料理が難しい」と考えている人が意外と多いが、調理前に塩コショウ、塩こうじ、にんにくやハーブ類などを使い「しっかりと下味をつける」ひと手間を加えると、簡単においしさが増す。また、基本中の基本だが、「生焼けにならないよう完全に加熱する」ことも忘れずに!
■「手羽」を使ったアメリカン「バッファローチキン」
バッファローチキンは、別名バッファローウィングとも呼ばれる。辛口ソースをまぶしたアメリカで大人気のチキン料理、アウトドアを盛り上げてくれる1品だ。
今回はスティック状でつまめるように、手羽の「中割り」を使用した。
<作り方>
1. 塩コショウなどの調味料と、にんにくのすりおろしをジップ式のビニール袋に入れ、手でもみ、味をしみこませる。
2. 小麦粉を全体にまぶし、フライパンを使って、ガーリックオイルでていねいに焼き、仕上げに特性ソースを絡めて、さらに焼き上げる。
味付けの主役は、スーパーなどで手軽に購入できるタバスコ。今回は「手羽中割れ」を使い、ビールにピッタリの辛味を楽しむアメリカ風の味付けにした。「タバスコを大さじ2杯も入れたら、さぞかし辛いだろう」という意見も多いが、タレをかけて火をしっかり通すと、まろやかになるから不思議。
辛味が苦手という人は、ケチャップとソースだけでもバーベキューテイストを存分に楽しめるので、そちらもぜひ試してほしい。
【材料】
手羽中割り/7本、
小麦粉/大さじ2
塩、こしょう/適量
にんにくチューブ/1cm
オリーブオイル/適量
●タレ●
タバスコ/大さじ2(お好みで)
ケチャップ/大さじ2
ソース/大さじ1
にんにくチューブ/1cm
塩、こしょう/適量
■「ささみ」をゆでるだけの簡単「棒棒鶏(バンバンジー)」
棒棒鶏といえば、中華の代表的な前菜「四川風蒸し鶏」だが、ゆで鶏にすれば、だれでも簡単に調理できる。今回は「ささみ」を使用。
ゆでた「ささみ」を、手で好みの大きさに割き、塩もみしたきゅうりの上に盛り付け、たっぷりの胡麻とそうめんつゆ、豆板醤をベースにしたタレをかけた。お好みでマヨネーズを入れてもおいしい。
ささみをゆでるときは、カップ3の水に対し、塩小さじ1/2、酒大さじ2を入れ、しっかりとした味付けの「塩茹で」にするとおいしく仕上がる。
【材料】
とりささみ/3本
きゅうり/1/2本
ミニトマト/2個
塩/小さじ1/2
酒/大さじ2
●タレ●
すりごま/大さじ3
そうめんつゆ/大さじ3
マヨネーズ/大さじ2
豆板醤/小さじ1/4~1/2(お好みで)