季節ごとに美しく表情を変える標高1,300mの蓼科高原に広がる「東急リゾートタウン蓼科」。ホテルや別荘、温泉施設、レストランなどが集まる複合的なリゾートなので、タウンの敷地内であらゆる観光が満喫できてしまう。タウンメインで過ごすだけでも十分満足度が高いが、ここを拠点に周辺の観光地に足を延ばすというのもありだ。そんな、「東急リゾートタウン蓼科」で楽しめるレジャーをいろいろ体験してきた。

■自然により添った「クラフトワークショップ」

材料や工具、説明書まで必要なものがすべて用意されているクラフトワークショップ

 2024年7月にタウン内に新しく登場した「TENOHA蓼科」は、リゾートの施設やサービスなどの情報がわかる総合インフォメーションセンター。森林をテーマとした施設とあって、地元産の木材を使った温かみのある空間になっており、人が集まり歓談したりくつろいだりできるスペースとしても開放されている。

 ここではクラフトワークショップも開催しており、さっそく「オリジナル巣箱づくり」の工作にチャレンジすることにした。巣箱に使われている木材はリゾートの間伐材を利用したもの。パーツは切り出されており、ビス穴もあいているので、説明書を見ながら順番に組み立てていけばOKだ。

電動ドライバーも使えるので、子どもや女性など力がなくてもビスをねじ込みやすい
下がパカっと開く巣箱が完成。持ち帰ってもいいし、タウン内の森の設置してもいい

 ドライバーでビスをねじ込むだけと簡単そうに感じるが、板をよい位置に合わせたり直角に固定したり、そしてビスをまっすぐねじ込んでいくのが案外難しい。試行錯誤するうちに工具の扱いに慣れてきて、巣箱が完成したときの感動は大きい。ちょっとすき間があいていたり傾いたりしていても、手作りするとすっかり愛着がわいてしまうのだ。

 「オリジナル巣箱づくり」は小学生高学年から楽しめるので、親子でトライするのもおすすめ。ほかにも、オリジナルキーホルダーや石鹸を作るクラフトワークショップが体験できる。

さまざまなクラフトワークショップ
暖炉があるなど「TENOHA蓼科」の施設内は雰囲気がいい。ベンチもあるので館内でくつろげる
森の植物の展示など館内を見て回りるのも楽しい
タウン内で育てたハーブを使ったハーブウォーターのドリンクサービスも
人が集う憩いの場「TENOHA蓼科」

■ジビエ肉のホットドッグが味わえる「EMMA'S HOT DOG」

「TENOHA」の装飾がある木材をふんだんに使った入口のゲート

 「TENOHA蓼科」の壁面や装飾、家具などにはタウン内の廃材が使われているが、隣接する広場にも、入口のゲートやテラス、ベンチなどに惜しみなく木材が使われている。芝の広場は開放的で、天気の良い日はここでくつろぐと快適。ちょうど木陰になる場所にベンチが置かれており、広場の縁も座れるように階段状になっている。

タウンを散策しながら「ちょっと休憩」にぴったりな広場
広場にあるカフェ「EMMA'S HOT DOG」でこだわりのホットドッグを味わえる

 敷地内にはカフェ「EMMA'S HOT DOG」があり、信州ポークや鹿肉をジビエを使った自家製ソーセージと、高原野菜を使ったホットドックを提供。店内で肉を挽いて腸詰めするとこから作っているソーセージは、身がたっぷりと詰まった食べ応えのあるボリュームだ。

 メニューに添えられているハーブはカフェの運営会社が育てたものが使われ、野菜は地場産のものを積極的に取り入れている。

信州ポークのオリジナルソーセージ、野菜、目玉焼きが味わえる「ニュージャージ」
「蓼科ジビエ」は信州産鹿肉のジビエソーセージにブルーベリーソースをトッピング

 信州ポークのオリジナルソーセージは、ザワークラウトを合わせたスタンダードメニューや、ズッキーニやトマトのマリネがサンドされ目玉焼きものっているボリューム満点の「ニュージャージ」が揃っている。信州産の鹿肉によるジビエソーセージのホットドッグ「蓼科ジビエ」は、ブルーベリーソースをトッピングした蓼科をイメージしたメニューだ。

ホットドッグやカフェメニューを屋外のテラス席で楽しめる
芝の広場に設置されたベンチなどの好きな場所で食べてもいい
「EMMA'S HOT DOG」で自家製信州ポークのソーセージを味わおう