長野県北部に位置する小谷村は、国際山岳リゾート「Hakuba Valley(ハクババレー)」に含まれるウインタースポーツが盛んなところ。村内にスキー場は3つあり、豪雪地帯とあってどのスキー場もふかふかのパウダースノーが楽しめる。ローカルな大糸線が走る村の風景はのどかで、雪に包まれた冬はより美しい。スキー・スノーボードに訪れた際、冬の小谷村を観光するのもおすすめだ。そこでここでは、小谷村の観光スポットについてフィーチャーしていきたい。

■地元民に愛される「パン香房 一輪の華」

「パン花房 一輪の華」は村の主要道路となる国道148号沿い位置してに位置している

 村役場や小谷村郷土館などがある村の中心地にある「パン香房 一輪の華」は、地元民に愛されている小さなベーカリー。毎日、店主が焼き上げたパンを販売し、食パンやベーコンエピ、コッペパン、ハードロールといった日常の食卓にちょうどいいパンから、ピーチやオレンジといった各種デニッシュ、クロワッサンなど、たくさんのパンがお店いっぱいに並んでいる。また、「地元の子どもたちが気軽に買えるようにしたい」という店主の思いから、どの商品もリーズナブルな価格になっている。

お店に入るとパンのいい香りがフロア全体に満ちている
地元の方に「イチ押し!」と教えてもらったチョコクロワッサンも購入
気になるパンはあれこれ買って旅のお供にすることに

■古物店「みなとや」でちょっと買い物

歴史を感じるさまざまな日用品がなんだか新鮮に見える

 パン屋を出ると、通りの向かいになにやら気になるお店がある。古物店「みなとや」というこのお店は、外にも店内にも所せましと古民具が並んでいる。たんすなどの家具、さまざまな食器・漆器、農具、着物の生地など村の歴史を感じられる多種多様な民芸品がみっちり。古くは衣類や文具などを売るお店だったそうで、村内の蔵から出た不用品を引き取って販売するようになったのだとか。宝探し気分でショッピングが楽しめる、穴場的なお店を見つけた気分だ。

古物店「みなとや」でお宝探し

■古き良き日本を感じられる「道の駅 おたり」

大きな建物が並び、売店やレストラン、温泉まである

 村の中心部から国道148号線を北上したところにあるのが「道の駅 おたり」。ここは村の特産品がギュッと詰まったショッピングスポット。売店コーナーの装飾は小谷村などの古民家の古木を組み上げたもので、太い梁や柱から雪国らしさが感じられる。

 地元特産品の冬のイチ押しは「雪中きゃべつ」。秋に収穫せず、2mもある雪の下で越冬させることで甘みがグッと増し、糖度が10度近くもあるのだという。また、冬の果物といえばりんご。長野県産のサンふじや、シナノゴールドがケースで売られている。

 そして、売り場で目をひくのがプロシュートの生ハムの原木。小谷村で育った小谷野豚を使ったもので、すぐに食べられるスライスパックも売られている。

古民家の古木を職人たちが組み上げた風情のある売店コーナー
冬に売り場に並ぶ「雪中きゃべつ」。豪雪地域ならではの名産品だ
生ハムの原木がそのまま置かれているので見応えがある

 新商品だという「Tsuga Gin(ツガ・ジン)」は、この道の駅オリジナルのクラフドジン。小谷村の森を象徴する、キハダの実や山椒、ツガ、クロモジなどが原料に使われている。そのまま飲んでもいいし、同じくオリジナル品の「雪どけサイダー」で割るのもおすすめとのこと。また、かわいらしいラベルが目を惹く日本酒も並ぶ。小谷村産の酒米「ひとごこち」を使用した、純米酒の「月波ノ月」と普通種の「月波ノ波」の2種類で、いずれも熱燗で飲むのがおすすめの辛口酒だ。

「Tsuga Gin」はラベルの内側に雪をかぶった木の写真が入っていておしゃれ
標高1,900mに広がる栂池自然園から汲み出した雪解け水を原料とする「雪どけサイダー」
月波シリーズは1,800mlと720mlのボトルのほかに缶も登場

 お店の人に「最近はこれが売れ筋」と教えてもらった新商品が「おこじょナノブロック」。世界最小級のブロックを使っておこじょを組み立てるもので、最小ブロック1個あたりのサイズは縦横高さがわずか4×4×5mmという。

極小サイズのブロックで作るかわいいおこじょ。置き物にもぴったり
水芭蕉が咲く初夏や、色づく紅葉の秋など、栂池自然園の風景が楽しめるマグネット
「道の駅 おたり」はほしいものがいっぱい