■では、おにぎりを実食!

友人と2人で訪れたので、1人2個ずつおにぎりを注文。セットのサイドメニューとともに実食

 悩んだ末に選んだのは、“お店で焼いています”という売り文句に心惹かれた「しゃけ」と「たらこ」。そして、“当店オリジナル”という特別感がある「かぐら味噌」。さらに、メニュー表に炎のマークが描かれていた「辛肉味噌」の合計4つのおにぎりを注文。これを、「上州麦豚メンチカツ」のサイドメニューを付きセットで注文した。

つやつやのお米にたっぷりの具が食欲をそそる。写真は「しゃけ」のおにぎり

 ゲットしたおにぎりをさっそくいただく。「道の駅 川場田園プラザ」はテイクアウトできる店が多いので、施設内のあちこちにテーブルやベンチが用意されている。しかもパラソルが設置されていて、日差しや雨を避けられるから快適だ。

 注文してから握ったおにぎりは、手で持つと「アチチ! 」となるほどほっかほか。「パッカーン」とおにぎりを御開帳するとお米がつやつや。具もたっぷりと詰まっていて「わぁ! すごーい」と感動が声にでる。しかも、ずっしりと重みを感じる大きなおにぎりなのに、ごはんはふんわりしている。

どのおにぎりも具がたっぷり。ピリ辛の「辛肉味噌」は食がどんどん進む

 実食したおにぎりをそれぞれレポートしていくと、まず「しゃけ」や「たらこ」はお店で焼いているとあって具までしっかりあたたかく“できたて感”がおいしさを引き立てる。しゃけは柔らかく、たらこはプリプリだ。

 「かぐら味噌」は、「かぐら南蛮」というピーマンよりも小さめの唐辛子の一種を、味噌と煮詰めた伝統食を使ったもの。その唐辛子がコロっと入っているので、油断してかぶりつくと思った以上に辛さを驚く。

 そして「辛肉味噌」は、もうネーミングからしてごはんとの相性は間違いなし。食べても食べたもピリ辛の肉味噌の具が入っていて、最後の一口までごはんと肉味噌を一緒に味わえる。

■サイドメニューも見逃せない

群馬県の味覚を味わえるサイドメニューが揃っているので、どれにしようか迷ってしまう

 サイドメニューのセットとして選んだ「上州麦豚メンチカツ」も揚げたてのようで熱々。かぶりくとサクッと小気味いい音をたて、ハフハフと口から湯気を上げながら、あっという間に平らげてしまった。

 上州麦豚はおいしい麦を食べて育った群馬県のブランド豚のこと。「雪ほたか」とともに、味わうと“群馬県のおいしさ”をまるごと堪能できたうれしさがある。

 サイドメニューにはほかにも、群馬名産品として知られるこんにゃくを使った「味噌こんにゃく」と「玉こんにゃく」があり、こちらのメニューも気になった。ほかの具のおにぎりも味わいたいし、サドメニューのこんにゃくも食べてみたい、とまた来たときの楽しみができた。

「かわばんち」で「雪ほたか」のほかほかおにぎりを堪能