■筆者の体験や経験談
●地元のルールも存在する!
筆者の地元である秋田県の河川では鮭の稚魚放流が毎年行われており、秋になると成魚となった鮭が遡上してくる。
秋田県のルールでは、鮭を狙った釣りは禁止されている。鮭以外であれば釣りはできるのだが、鮭の養殖を生業にしている人から釣りをしているだけで叱られることもある。鮭の遡上時期や遡上するポイントでは、鮭を狙っていないからといっても釣りをしないほうが賢明なのだ。釣り場で会った人と情報交換したり、釣具店で事前に情報を入手しておくとよいだろう。
●漁師の邪魔をする釣り人で、あわや釣り禁止に?
筆者の地元の漁港で、釣り人が投げた仕掛けが船に引っ張られたということで、その船に対し竿や仕掛けの弁償を求め、逆ギレするという事件が起きた。
「竿引っ張られた」と逆ギレ...迷惑釣り人の所業に船長呆れ 関係者からは擁護続々「漁港は漁師さんの仕事場です」: https://www.j-cast.com/2022/08/25444433.html?p=all
そもそも漁港は漁師の仕事場なので、船が通るところに仕掛けを投げてはいけないし、もし通りそうなことがあれば、手早く仕掛けを回収するのがマナーだろう。
地元の漁業組合からは釣り禁止にしようとの声もあがったようだが、被害者の漁師が優しい方で、なんとかそれは免れた。良識のない一人の行為が、釣り人全員に迷惑を掛けてしまうことを肝に銘じてほしい。
■まとめ
立ち入り禁止の釣り場は人がいないので釣り場を独占できるし、魚もスレていない。魚が釣れる確率は高いのかもしれないが、立ち入り禁止区域での釣りは、罰金刑や禁固刑になることも。
それだけでなく、命を落とす危険も高まるのだ。釣り人が波にさらわれたというニュースのあとに「その釣り場は立ち入り禁止の釣り場でした」という報道をよく耳にする。
もし、この記事を見ている人で一度でも立ち入り禁止の釣り場で釣りをしたことがある人は、今後はそのようなことをしないように気を付けよう。