■圧縮タオルは、意外と便利
一般的には水で濡らして戻してから使う圧縮タオルですが、じつは固まった状態でも給水力が高く、汗や雨の濡れを拭き取ることができます。また個別包装されているので、とても衛生的なタオルとしても使用できます。
小さく軽く衛生的! 防災ボトルを作るまで、こんなに便利だとは気がつかなかったアイテムです。
■羊羹は、保存期間が長く高カロリー
入手しやすいエネルギー源として、羊羹は賞味期限が長く、防災用にピッタリです。大きさもボトルに収納するにはちょうど良いサイズです。
■レジ袋は、万能アイテム
防災ボトルを水筒として使用したい時に、中身の一時移行場所としてレジ袋は万能アイテムです。手足が冷えた時は手袋のように被せると暖かいですし、濡らしたくないものを入れたり、水を運んだりと、じつはとても万能なアイテム。もちろん、ゴミ袋としても使用できます。
■動けなくなった時に頼りになるのがホイッスル
もし何かあった時のために、注意を引くホイッスルは所持しておきたいアイテム。いつでも見つけやすいよう、私は明るい色のものを使用しています。
空気を震わせて音を出す構造なので、本体が大きい方が少ない息でも音が大きく鳴るものが多い印象です。防災用なので、少し大きめのホイッスルを装着しています。
■その他にも必要と思われるものをわかりやすく入れる
ほかにも、公衆電話や買い物用に小銭を入れたり、非常時には何かと有用なヒモやライターも入れています。ヒモは燃やせば、暖を取ったり、ちょっとした灯りとしても使用できます。また火を使ってヒモを切ることもできます。
あまり物を入れすぎても重くなり、管理が面倒になってしまってしまっては持ち運べません。あれこれ入れたくなりますが、私はほどほどで抑えています。
■古くから存在した登山用の遭難セット「ピンチ缶」とは
ちなみに、現在のような小型浄水器が普及していなかった時代、登山の世界にはメスティンなどの小鍋に遭難時にあると便利な道具を詰め込む「ピンチ缶」という考えがありました。川の水などでも鍋を使って煮沸消毒ができるようにするアイデアです。
20年ほど前には、登山用品店で防災ボトルと同じように、1Lサイズの透明ボトルにエマージェンシーブランケットなどのサバイバルで必要なものが詰め込まれたものが販売されていました。当時も購入を考えましたが、高価で手が出せなかった思い出があります。今は100円ショップで手軽に必要なものを揃えられるので、便利な時代になったものだと感じています。