広々とした自然の中で、子どもと一緒に楽しむ家族キャンプはかけがえのない時間である。しかし、予期せぬアクシデントが起こることも少なくない。筆者である我が家では12年前からキャンプを始めたが、その間にヒヤッとすることがたびたびあった。今回はこれまで我が家のキャンプで起きた、子どもにまつわる失敗談を3つ紹介しよう。

■テントロープやペグにひっかかり転倒

細いロープや小さいペグは見えづらい

 我が家が最初に利用したキャンプ場はフリーサイトだった。フリーサイトは区画されたキャンプ場とは異なり、あちこちにテントがあり、テントロープが至るところに張りめぐらされている。私は到着してすぐに「区画サイトがあるキャンプ場の方がよかったかも」と感じた。幼い長男が歩いて移動するたびに、ロープやペグにつまづかないかと気がかりで、そして案の定、長男はロープに足をひっかけて転んでしまった。

 細いロープは周囲の草木と馴染んで見えづらく、特に夜間は大人でもうっかり足を引っかけてしまうことがある。日が落ちてから行動する場合には子どもの手を引く、ライトを携行するなど心掛けたい。また、視認性を高めるためにロープ用の蓄光式自在金具やミニライト、ペグに装着するライトなどが販売されている。自分のテントにはロープを目立たせるために、こういったアイテムを装着するのがよいだろう。