■持久系スポーツのために進化したスティックタイプの羊羹

スティックタイプの羊羹で、パッケージにも食べやすい工夫が施されている

 井村屋の「スポーツようかん」シリーズは、持続性エネルギーの糖質を含有したエネルギー補給のために進化した羊羹だ。

パッケージの中央部を押すと羊羹が押し出る仕組み。開けてから食べ終えるまで全て片手で完結
羊羹のつるりとした食感は夏山でも食べやすい

 筆者がスポーツようかんを登山での行動食、特に夏山での行動食として気に入っているのは、羊羹のつるりとしたのどごしのよさだけではない。

 食べやすさにもひと工夫がされているのだ。パッケージの中央部を指で押すと、先端から羊羹が顔を出す。このおかげでパッケージを開ける手間がいらず、手を汚すことなく片手で食べられる。なおかつパッケージの切れ端がゴミにならないのもうれしい。

 暑さに負けてあまり食欲がない時にも食べやすい。比較的サイズが小さく、つるんとした食感で飲み込みやすいからだ。メーカーによれば、従来の羊羹より甘味を抑えて塩味を増やしているそうだ。

 定番のあずき味「スポーツようかん あずき」のほか、チョコ味の「スポーツようかん カカオ」の2種が販売中。どちらもおすすめ。

●商品情報
井村屋「スポーツようかん」 https://www.imuraya.co.jp/goods/yokan/c-sports/

■熱中症だけでなく、ハンガーノックにも用心を

バータイプはサコッシュなどにも入れやすく、行動食に適している

 熱中症に陥る原因には気温や湿度といった環境が大きいと認識されているが、睡眠不足や二日酔いといった体調のコンディションも要因のひとつとして挙げられる。

 長時間の運動を要する登山では、行動食でしっかりとエネルギーを補給し、ハンガーノックにも注意する必要があるのだ。

 暑さでバテやすい筆者のような体質の方は、特に熱中症予防の観点から計画的な水分補給と食事を心がけてほしい。今回紹介した3つの行動食は実際に夏山で助けられたものばかりなので、味はもちろんのこと、食べやすさもぜひ次の夏山山行で実感していただきたい。

●バータイプの行動食比較一覧

商品名 カロリー 重量 価格(税込)
カロリーメイト 200kcal 約40g 238円
SOYJOY 135kcal 約30g 135円
もち麦満足バー 75〜80kcal 約60g 160円
Enemoti 145〜149kcal 約40g 313円
スポーツようかん 113〜124kcal 38〜40g 118〜140円

※価格などの情報は全て2024年6月時点のものです。