■山の上にビーチがある! ロープウェイを賢く下山に使う穴場ルート

山の上に白砂のビーチが現われる不思議な景色

 日本一の渓谷美を誇ると言われる山梨県の観光名所・昇仙峡。そのすぐ上には、山梨百名山にも選ばれている羅漢寺山があります。この山はロープウェイで稜線までアプローチが可能で、山頂駅から羅漢寺山(弥三郎岳)の山頂まではわずか15分程度と、手軽さが人気を集めている美しい山です。

白砂山山頂から見える羅漢寺山。この裏側にロープウェイがある

 しかし、さらに30分ほど先の小さな山頂まで足を延ばす方は多くありません。その山の名前は「白砂山」。名前の通り、山上に砂浜が突如出現する山なんです。

山頂の少し先にある展望台。抜群!
なかなかの高度感!

 白砂の山といえば、登山好きにお馴染みなのが同じく山梨県にある日向山でしょう。砂浜の規模でいえばあちらに軍配が上がりますが、ここの砂浜からの景色も負けていません。しかも、アプローチが楽だし、なにより空いてるのが良いんです。

ルート取り次第で、レベルを問わず楽しめる山だ

 ロープウェイを使うと簡単に上がれますが、それじゃあ歩き足りないし、せっかく山に行くなら人混みは避けたい。そんな方には、昇仙峡の入り口にある「長潭橋(ながとろばし)」から登り始めて、羅漢寺山に抜けてロープウェイで下りる4時間ほどのルートがおすすめです。