■ビールを求めてはやる気持ちを抑えて下山
13時過ぎに山頂を出発。あとは下るのみ。山行時間も4時間を超えて、膝に来ているメンバーも。下山のほうが事故は起きやすく、慎重に歩いていきたい。30分も歩くと下界の音が聞こえてくる。もうすぐビールである。今回は風呂はナシだが、部長から即ビールがあると聞いているので、期待が高まる。惣岳山の山頂から1時間ほどで、慈恩寺の裏手に出て、下山。横断歩道を渡ると、町中華があり、我々は吸い寄せられるように入店。下山後1分でビールが実現できる。
生ビール、サワー、そして澤乃井の日本酒と酒を変えつつツマミを食いつつ、気づけば3時間ほど飲んでいた。5時間の山行、そして3時間の飲み会である。登山は「下山後の風呂とビール」のためにあるとも言えるので、このルートは大正解。
■次も行きたい! と思わせる山行に
今回のメンバーには登山を始めて3か月ほどの入門者もおり、初回の活動としては5時間くらいの山行がちょうどよいだろう。僕も人を連れて山にいくことがあるが、どれくらいのルートが適正なのか分からず、8時間ほど歩かせてしまって疲弊させたことがあった。なかなか軽めのルートを見つけるのに苦労することもあるが、そんな時は高水三山一択である。なにより、下山後即ビールにありつけるのがよい。この満足を知ってしまった人は、きっと次の山も行きたくなるはず。
次はもう少し長めのルート、大菩薩峠に行こうなどと話して終了。店にはすぐ目の前の御嶽駅の時刻表が貼ってあるので、店を出てすぐに電車に乗れるのもよい。
山シーズン本格到来。今週末は、下山後即ビールをどうでしょう?
●MAP「高水三山」