寒さも和らぎ、標高の低い里山を歩くには気持ちのいい季節になりました。

 今回は里山を挟んで境界線のある、大阪・奈良・京都の端っこのトレイルを辿りながら、知る人ぞ知る魅力溢れるスポットを訪ねるハイキング&トレランルートを提案します。

 電車で行くとクルッと遠回りするしかルートがないのですが、ハイキング&トレイルランなら楽しめる生駒山系周辺の立ち寄りスポットも点在し、シメのおでん&ビールまで一気に楽しめる贅沢なルートです。

■スタートはいつもの京阪私市(きさいち)駅から

まずは大阪の端っこ、いつもの京阪私市(きさいち)駅からスタート

 スタートは、大阪の端っこである京阪電車交野線の終点駅「私市(きさいち)駅」から。入山点は、駅から徒歩10分、月輪の滝からスタートします!

 苔むした岩が点在する、神秘的な風景が素晴らしい場所です。

苔むした岩は見慣れたいつもの佇まい
撮影数日前の雨で、滝の水量は多めでした!

大阪の端っこ、いつものトレイルを奈良の端っこに向かって進む!

 真冬のはずの2月が暖かかったり、3月に入って春になったと思ったら寒くなったり。ややこしい天気のせいか人が少なめの今年の里山ですが、歩き慣れたいつものトレイルはワクワクする1日の始まりを変わらず盛り上げてくれます。

 雨の後で水量多めの月の輪滝の水しぶきに癒されて、まずは奈良県の端っこ「奈良県生駒市高山町」のくろんど池を目指します。

歩き慣れたいつものトレイルを、いつも通り進みます
日焼けして見えづらくなった道標「くろんど池」を目印に……
小川沿いを進みます
大阪の端っこ「私市(きさいち)」と奈良の端っこ「くろんど池(高山町)」を示す看板