■高尾山(東京都)

ポケッタブル仕様のものと併用することで臨機応変に対応できる(撮影:金子美也子)

 都心から1時間とアクセスもよく自然豊かな高尾山は、山頂までのコース数が多いため、特徴や体力で好みのコースを選ぶことができる。

 まだベビーキャリアに慣れないうちは、ケーブルカーを利用した1号路のコースが、1時間もかからずに山頂に到着することができるのでおすすめ。ほとんどが舗装路なので、ベビーキャリアの揺れを心配する必要もないだろう。歩ける年齢なら一緒に歩いて楽しむこともできる。ただし、人が多いので、目を離さないように十分注意しながら歩くようにしよう。

【高尾山】
エリア:東京都八王子市
標高:599m
歩行距離:約3.7km
歩行時間:1時間40分
※1号路コースで往復ケーブルカーを利用した場合。

●【MAP】登山口:高尾山ケーブルカー 清滝駅

■ベビーキャリアを使用する際の注意点

眠ってしまってもネックピローがあると首周りが安心である(撮影:金子美也子)

 特に下山時に多いのが、ベビーキャリアに乗ったまま子どもが眠ってしまうことである。首がぐらついてしまうときは、ネックピローを付けることで安定するので持参するとよいだろう。

 また、ベビーキャリアは背負うときと降ろすときにバランスを崩しやすいので、慣れるまでは背負う人とサポートする人と大人が2人いた方が安心である。

 今回は、ベビーキャリアを使った、子どもの登山デビューにおすすめの関東近郊の低山を5つ紹介した。
コースタイムも3時間以内と短いうえに、乗り物を使ってショートカットすることができる山もあり、無理なく楽しむことができる。

 注意点に気をつけて事前にしっかり準備をして、乳幼児も一緒に家族で登山を楽しもう。