■フロントガラスに傷がついたらどうすればいい?

① 応急処置をする

 フロントガラスの傷を発見したら、すぐにお店に持っていきたいけれど、筆者のように出先の場合は中々難しい。そんな時にやっておきたいのが応急処置だ。その中でもすぐに実践できるものを紹介する。

 手順としては、まずフロントガラスについた傷周辺の汚れと油分を水や中性洗剤などを使って丁寧に拭き取ろう。完全に乾いた後、幅広のセロハンテープで傷を覆うように貼る。これだけなのだが、傷に雨水や汚れが入らないようにするのが重要とのことだ。

② 業者に依頼する

 傷は問題ないように見えても、時間が経つと大きくなる可能性が高い。また、温度変化によるガラスの伸縮や振動によって一気に拡大することもある。

 そのため、なるべく早く業者に依頼して補修してもらうことが必要だ。応急処置はあくまでその場しのぎにすぎないので、その後は放置しないのが鉄則だ。

■ジムニーのフロントガラスは傷がつきやすい?

ジムニーのフロントガラスは直角に近い(撮影:酒井 天里)

 ジムニーはフロントガラスが直角に近いため、一般的な斜めガラスの車と比較してダメージを受けやすいということを修理の際に言われた。しかし、石の軌道や大きさはケースバイケースのため、どんな車でも飛び石被害の可能性はあるし、注意して走行すべきだ。

 未然に防ぐ方法として、前の車との「車間距離」を十分にとって走行するということが大切だ。安全運転としては基本中の基本だが、山間部などで遅い大型車の後ろを走る時はついつい車間距離が詰まってしまう時もあるだろう。そういった時でも常に安全に運転をすることで飛び石の被害を受けないようにしよう。