■園内の歩き方
特に決まった順路等はなく、行きたい場所に行って美しい芝桜を楽しめばよい。筆者が訪れたのは、コロナ後に初めて開園した年の2022年4月25日(月)。まだ満開とは言えず、少し早い感じであった。一般的に滞在時間は1~3時間と言われているが、筆者の感覚としては1時間はあわただしい。
駐車場から南へ5分程歩いていくと入口があり、そこで入園料を支払う。入園後しばらく歩くと菖蒲田口(しょうぶたぐち)があり、そこまで来ると芝桜が目に入ってくる。
そのまままっすぐ(南に)歩くと、道が谷となっており左右に斜面が広がり、すばらしいパッチワークのような芝桜が咲き誇っている。筆者はまず、右手の斜面を散策した。
来た道に戻り、今度は左手にある斜面の高台に登ってみる。ここからは、向かい合っている反対側の斜面が見渡せ、芝桜のパッチワークが美しい。この辺りでは、座って美しい景色を眺めながら休憩している人がたくさんいた。
北側には秩父のシンボルである武甲山も見ることができる。
今度は、一度元の道に戻り、反対側の斜面の南側の花をゆっくり眺めながら正面の大きな杉の木を目指して斜面を登っていく。
出口付近にはチューリップ畑が広がっている。遅咲きの桜もまだ咲いていて、いい味わいを出している。
その先は大きな広場となっており、そこに観光案内所や多くの露店が並び、お土産を買ったり、B級グルメを楽しんだりする人たちで賑わっていた。筆者はソフトクリームを食べて疲れを癒した。
帰りは羊山公園の通路をたどって、駐車場方向へ。途中、さまざまな花が咲き、また稲荷神社にも立ち寄れ、帰り道も楽しい。
最後は駐車場を見ながら左手の坂を登り、見晴らしの丘まで行ってみる。ここは秩父の街並みを見渡せる高台で、この日も景色がすばらしかった。
■注意事項
芝桜の丘の開園時期は非常に混んでいる。特に、見頃の時期がゴールデンウィークと重なるので、土日祝はできれば避けたい。土日祝に来園する場合は、開園(8:00)直後か、閉園(17:00)直前を狙うのが比較的空いているのでおすすめだ。
■今年は「芝桜の丘」に行ってみよう
秩父の武甲山(ぶこうざん)の麓にある「芝桜の丘」を紹介した。お目当てはさまざまな色の花がカラフルなパッチワークのように広がる芝桜の丘。他にも、秩父のシンボルである武甲山の美しさや芝桜以外の花々、神社、見晴らしの丘からの秩父市街の絶景などが楽しめる。
見ごろのピーク、特にゴールデンウィークは混雑が激しいので、訪問時間は慎重に考えよう。春のドライブに「芝桜の丘」、おすすめである。
●【MAP】羊山公園「芝桜の丘」(埼玉県秩父市)
※この記事の情報は2024年3月現在のものです。内容が変更される場合もありますので、最新の情報はリンク先のHPでご確認ください。