「星田古道」とは、その大半が大阪府交野市にあり、寝屋川や四條畷(しじょうなわて)に抜けることができるトレイルです。

 山中には平安時代から江戸元禄期まで使われていたという廃寺跡などがあったり、不思議な魅力たっぷりな里山で、今の時期のハイキングにぴったり。日帰りでサクッと歩けるルートをご紹介します!

苔むした石や昔の道標も至るところに点在

街の音を聞きながら低山ピークを踏んでいく

大阪府交野市星田9丁目にあるアウトドアフィールド「アオゾラテーブル」手前の電柱が目印

 星田古道は約3km四方しかない狭い範囲に、標高~260m前後の低山が60座も連なるトレイルです。「星田 60山」として、地元のハイカーやトレイルランナーにも愛されており、知る人ぞ知るスポットとして近年人気のエリアになってきました。入山点もいろいろありますが、今回は星田妙見宮近く、アオゾラテーブル横のトレイルヘッドからスタートします。トレイルの入り口は、大阪府交野市星田9丁目にあるアウトドアフィールド「アオゾラテーブル」手前の電柱が目印。右上へと延びているトレイルへと入ります。

 数あるルートの中でも、今回は「石橋山(179.8m)」から「旭山(141.3m)」までの縦走コースを楽しんでみましょう。すぐにピークを表す木札が出てきます。なんせ、エリア内に60座もあって、木札もたくさん出てくるので、写真に収めたい方はスタート直後から見落とさないよう注意です。

まずは石橋山
続いて抜谷嶺。嶺や丘、東西南北が名前につくピークが、この後もたくさん現れます