■山頂からは海と大自然の大パノラマ
急勾配の道を進んでいくと現れる大岩の上がいよいよ山頂だ。山頂直下は岩をよじ登るので、両方の手足を使って体を支える「三点支持」を意識しながら慎重に進んでいく。景色が開け、高低差を感じる。
そして、最後に少々勇気が必要だが、さらに集中力を高めて岩をよじ登り、山頂に到着。高所が苦手な人はここで引き返したほうがよいだろう。
山頂には360度大パノラマの雄大すぎる風景が待っていた。見渡す限りの大自然、そびえ立つ白い大岩、古くから「霊峰」として信仰されてきた理由がわかるダイナミックで神秘的な景色だ。
ちなみに山頂は登ってきた大岩(雄岳)と目の前の大岩(雌岳)との双耳峰となる。雌岳は登ることができないので行かないように。また山頂は狭く、強風時や雨天時は危険を伴うため、無理に登るのはやめておこう。
山頂を堪能したら、少し下った標高491mの場所にある「岩のテラス」で休憩するのがおすすめだ。広々としており、山頂ほどではないが絶景を楽しめる。