■おすすめインナー 1 ユニクロ「エアリズム」

筆者はエアリズムの半袖と長袖を、インナーとして使い分けている

素材:88% ポリエステル,12% ポリウレタン
価格:1290円(税込)
着用感:さらさらしていて肌触りが良い、速乾性に優れている

 エアリズムはポリエステルを多く含み、吸湿速乾性に優れ、汗をかいたときの冷えを防げる。また、ストレッチ性に優れ肌触りがいいのが特徴でもある。

 筆者は肌着としてほぼ毎日着用しているが、スキー・スノーボードでヒートテックを着るのであれば、価格も安いエアリズムをおすすめする。保温性、吸湿性、通気性に優れたウール入りのアイテムがベストではあるが、やはり価格がやや高く、初心者には手が出しづらい。まずはエアリズムを試してみてもよいかもしれない。

 エアリズムは夏用のインナーとしての印象が強いかと思うが、上に中間着を着ることで冬でも活用できるのでぜひ試してほしい。

■おすすめインナー 2 ワークマン「メリノウール長袖丸首シャツ」

ウール素材でありながら低価格がウリの、ワークマン「メリノウールインナー」

素材:ウール100%
価格:1900円(税込)
着用感:天然素材で作られているため、チクチクしにくく肌触りが良い

 メリノウールと聞くと、多くの人はセーターを思い浮かべるだろう。メリノウールとはメリノ種という種類の羊から取れる毛のことで、ウールの中でも最高級とされている。

 他のウールとは違い、吸湿性や保温性に優れ、冬場はもちろん春や秋頃にもおすすめ。また、抗菌・防臭効果があるほか、繊維が細くて柔らかいため、チクチクしにくく優しい肌触りなのが特徴だ。

 そんなメリノウールを100%使用したインナーが、ワークマンで1900円で購入できる。筆者はスキー・スノーボードから日常生活まで幅広く使用してきたが、汗をかいたときの汗冷えもなく、リフト乗車時、休憩時でも暖かく感じた。

 静電気が発生しやすいので、脱ぎ履きする際は注意が必要。また繊維が繊細なため、洗濯時はネットの使用が推奨されている。

■おすすめインナー 3 mont-bell「ジオライン」シリーズ

高機能でありながら、比較的安価なmont-bell「ジオライン」

素材:ジオライン[ポリエステル100%]
価格:3740円(税込)
着用感:着始めはややチクチクする感があるが、動き始めると気にはならない

 特徴として「速乾性に優れ、激しく汗をかいても汗冷えしにくい」「化繊(ポリエステル100%)で、比較的安価」「伸縮性に優れ、動きやすく、重ね着しやすい」「防臭効果が強く、汗をかいても臭いにくい」といった点が挙げられる。

 着用してみた感想としては、汗をかいてもすぐに乾き、汗冷えしにくかった。特にハイクアップ中、汗をかいたにも関わらず、汗冷えを全く感じなかったのには驚いた。また、着丈が長く腰回りを覆ってくれるため、風を通さず快適に過ごすことができた。

長袖の薄手タイプを購入

 mont-bellのジオラインシリーズには3つの生地バリエーションがある。

① L.W.薄手「ライトウエイト」 軽量で速乾性があり、オールシーズン対応
② M.W.中厚手「ミドルウエイト」 適度な保温力を持ち、登山やスキーなど運動と休憩を繰り返すアクティビティに最適
③ EXP.厚手「エクスペディション」 厳寒地での着用を前提に保温性を重視したモデル

 mont-bellの店舗で実際に試着できるので、着用感や暖かさなど自身の肌で確かめてからの購入をおすすめする。

 筆者は薄手タイプを購入。決め手は試着した時の肌触りや保温性だ。薄いのにじんわり暖かく、着心地もよかった。スノーボードをする際はこのモンベルのジオラインを着用して滑ることが多く、ぜひ一枚は持っておいていただきたいインナーだ。

■適切なインナー選びで、快適に滑ろう

インナーを正しく着用して、快適にスノースポーツを楽しもう

 汗をかくシーンではインナーの素材が重要。インナーは洗い替えなど、複数枚持っていた方が何かと便利なので、着心地や使用シーンに応じて、色々試してみてもいいかもしれない。ぜひ快適なインナーで、ウィンターシーズンを楽しんでもらいたい。