「ワークマン」で今年も大人気のアイテム「メリノウール長袖丸首シャツ」(以下「メリノウールインナー」)。筆者は去年初めて購入し、秋から春までは普段着用のインナーとして、そして夏は登山にも使用し、1年通して大活躍した。これまでにざっくり100回は着用したと思う。
1枚では物足りなくなり今年も同じものを購入。1年前に購入したものと比較し、どの程度傷んだのか、使ってみてどうだったのかを解説する。
■ワークマンの「メリノウール長袖丸首シャツ」とは?
メリノウールはオーストラリアやニュージーランドなどで飼育されている、メリノ種という羊の毛からとれる素材のこと。高級なウールとされており、高価格で販売されることが多い。
ワークマンでは稀少なメリノウールを使用しながら低価格を実現し、特にインナーは大人気シリーズとなっているが、安価なだけに品質に問題はないのだろうかと不安な人もいるかもしれない。
■去年と今年を比較!
パッケージを比較してみたものの、変化は感じられなかった。物価高の中、金額も1900円(税込)のまま、据え置きとなっているのはありがたい。
タグもほぼ変わりないが、洗濯マークの「W」が変更されていた。2022年がウェットクリーニング禁止のマークなのに対し、2023年は非常に弱い操作によるウェットクリーニングが可能なマークに変わっている。筆者が1年間使っていたものは、洗濯機でほかの洗濯物と同じように一緒に洗っていた。
ほかの品番や色番、サイズなどはまったく変わりはなかった。ほぼ同じ品質と思って良いだろう。
■「ワークマン」メリノウールインナー、1年使ってどうなった?
1年間使い続けたワークマンのメリノウールインナーを今シーズン発売された新しいものと比べてみた。
⚫️サイズ(大きさ)の変化
同じLLサイズだが、全体的に新しい方が少し小さい。洗濯や着用を繰り返したことで、生地が少し伸びているようだ。
中でも首元が比較的大きく伸びた印象だ。ただ、着てみるとそれほど違いはわからなかった。メリノウールのインナーは洗濯するほどに柔らかくなっていき、体へのフィット感も良くなった。初めはゴワゴワしているので、馴染むまでは着心地が悪く感じることもあるだろう。肌が敏感な人は、特に何度か洗濯してから着用した方がよいかもしれない。
袖の部分もほぼ変わらないが、古いほうは縫い目部分に毛玉が目立つ。ただ、インナーなのでそれほど気にはならない。ほつれなどは確認できない。