■赤城神社

 赤城神社は大沼湖畔に建ち、パワースポットとしても知られる朱塗りの美しい神社だ。冬に訪れると雪の中に朱色の御社殿があり、美しさがさらに際立つ。手水舎にある龍の口からは普段は水が出るのだが、さすがに冬は出ていない。大沼を背景にしてその龍の写真を撮ると、まるで龍が氷から出現したようだ。ちなみに、筆者は啄木鳥(きつつき)橋周辺が好きであるが、残念ながら2023年末の時点ではこの橋は工事中で、美しい姿を見ることはできない。

【基本情報】
住所:群馬県前橋市富士見町赤城山
駐車場:赤城神社 参拝者駐車場(無料) または、赤城神社 駐車場(啄木鳥橋)(無料)

●【MAP】赤城神社 参拝者駐車場

氷の湖から出てきたような赤城神社手水舎の龍(撮影:分銅英雅)
美しい啄木鳥(きつつき)橋(撮影:分銅英雅)

■装備等の注意事項

 まず、車道は雪や氷に覆われているのでスタッドレスタイヤやタイヤチェーンが必須だ。過信はせずに、慎重な運転を心がけよう。足元は滑りづらく、防水性能に優れるスノーブーツやトレッキングシューズが良い。その他携行品としては、防寒着、サングラス、帽子、手袋、着替え。アクセスが良いとはいえ、雪山なので寒さ対策は十分にする必要がある。

雪や氷に覆われた赤城山の道(撮影:分銅英雅)

■冬の赤城山を楽しもう

 冬の赤城山の紹介、いかがだったろうか? 冬本番ではあるが、重い腰を上げ一歩外に出て、楽しい時間を過ごそう。赤城沼では澄み切った空気の中、氷結した湖沼でのワカサギ釣りや白銀の雪原ハイキングなど、さまざまなアクティビティを体験できるのが魅力だ。

 さあ、家に閉じこもっていないで、冬ならではの世界を見に出かけてみよう。