■塩カルが原因でサビてしまった筆者のジムニー

筆者のジムニーの足回りのサビその1(ステアリングアーム周辺)(撮影:酒井 天里)
筆者のジムニーの足回りのサビその2(メインマフラー)(撮影:酒井 天里)

 去年の冬、月に2回ほど長野や東北などに愛車のジムニーで遠征していた筆者。基本的には帰ってきてからすぐに洗車をするようにしていたのだが、遊び疲れて洗車を後回しにしてしまったことが何度かあった。結果、足回りやマフラーにサビを発生させてしまうことに。

 スタッドレスタイヤやチェーン、寒冷地仕様のワイパーやウォッシャー液など色々と雪対策はしてきたつもりであったが、洗車を怠ったことで痛い目を見ることになってしまった。

筆者のジムニーの足回り、防錆塗装施工後(撮影:酒井 天里)

 サビ発見後は、すぐに評判の良いカーメンテナンスショップに防錆塗装を依頼した。細かい部分のサビまで落としてから塗装をしてもらい、パーツを脱着して耐久性の高い塗料で一つひとつ丁寧な施工ということで9万円程の費用がかかった。ショップに聞いたところ、耐久性は数年程度持続するとの話だったが、念のため1年に1回は点検をすると安心とのことだ。

 足回りの防錆塗装は大手カー用品店やディーラーでも依頼することが出来る。費用はディーラーで2〜5万円程、カー用品店では1〜2万円程で出来るが、1年で効果が薄れてしまう簡易的なものもあるので、注意が必要だ。ただ安易にお願いするのではなく、細部まで塗装をしてくれるのか、塗料の種類や耐久性はどのくらいあるのかなどを確認してから依頼することをおすすめする。

■雪道を走った後は必ず洗車!  塗装も検討しよう

東北のスキー場からの帰り道(撮影:酒井 天里)

 スノースポーツを楽しんだ後は、一刻も早く帰宅して眠りたいと思うかもしれないが、歯を食いしばってでも洗車をしてから帰宅をしよう。また、奥に入り込んだ塩カルを取り除くことは難しいので、ざっと洗うだけではなく特に足回りは入念にすることが大切だ。

 それでもサビが心配な人や高い頻度で出かける人は筆者が施工したような防錆塗装をしておくと安心だ。サビを発生させて放置してしまうと、最悪の場合穴が開いてしまう可能性もある。愛車を大切にしたいのであれば、対策を必ずしよう。