■今、「クルマ旅」を楽しむ人が増えている

 ワークライフバランスの見直し、テレワークの普及といった働き方の変化の影響や、リタイア後のシニア層の楽しみの一つとして、マイカーを「移動する家」として活用しながら旅を楽しむ人が近年着実に増えている。この「クルマ旅」の良さは、なんといっても行き先、宿泊、そして旅先でできることの自由度が高いことだ。

 筆者が今年、約1か月間クルマで北海道などを旅した体験から、その魅力を紹介し、より楽しむコツをいくつか提案したい。

北海道・東川町のキャンプ場(キトウシの森)にて(撮影:望月慎一郎)

■新潟・北海道・山梨 26日間の「クルマ旅」

 筆者は今年の9月から10月にかけて、新潟・北海道・山梨を合計26日間旅行した。旅の目的は、登山(沢登り)とクライミングだが、ノートPCも持参し、原稿書き・ZOOM会議など仕事もこなした。

 前半は友人家族、後半は現地の友人と合流して行動したが、運転は全て自分一人で行った。宿泊はほぼ車中泊かキャンプで、食事はほぼ自炊で賄った。

北海道・吹上温泉白銀荘のキャンプ場にて(撮影:望月慎一郎)

●旅のスケジュール

 

雨で山へ行けない日は観光も楽しんだ。旭山動物園にて。(撮影:望月慎一郎)

●持参した荷物

 

●役に立ったアイテムなど

 

谷川岳・万太郎谷井戸小屋沢にて(撮影:望月慎一郎)