車中泊は自身の愛車で宿泊するスタイルの旅。コストをおさえられるといった利便性以外にも、好きな場所に移動して景色のいい所で泊まることができる、愛車なので落ち着くといった魅力がある。

 今回の記事では車中泊をするうえで、守ってほしいマナーを7つまとめてみた。

■車中泊で守りたいマナー7か条

●マナーその1:車中泊をする場所

車中泊が推奨されていない場所もある。OKの場所でもマナー良く

 車中泊が可能な場所は、オートキャンプ場、RVパーク、車中泊スポットとして解放されているCarstayステーションなどだ。

 道の駅やSA・PAは休憩や仮眠をとることを前提にした場所だ。夜でも明るくトイレもあるため、明るくなるまで過ごすドライバーも多いが、長期の占有はほかの利用者の迷惑にもなり得る。前述した車中泊スポットの利用がのぞましい。

 昨今では、車中泊スポットを検索できるアプリやサービスはたくさんある。予約もスマホで簡単にできるものが多いので、きちんと許可を得たうえで車中泊を楽しもう。なかには、道の駅とRVパーク、さらに日帰り温泉が併設されたスポットもあるので探してみよう。

道の駅でもRVパークが併設されているところも

なっぷ:オートキャンプ場を含めたキャンプ場を検索できる
https://www.nap-camp.com/

くるま旅:日本RV協会が運営しているサイトでRVパーク検索以外にも、車中泊に関する情報を多数掲載
https://www.kurumatabi.com/

Carstay:キャンピングカーのシェアリングと車中泊スポットとして解放されている施設を検索できるサービス
https://carstay.jp/ja/

●マナーその2:騒音はたてない アイドリングにも注意

アイドリング中の騒音は想像以上

 車中泊で騒いだり大きな音をたてたりするのは絶対にだめ。大声はもちろん、夏や冬にエアコン使用のためにアイドリングするのもかなりの騒音だ。

 数年前の夜、とある道の駅で休憩した際車中泊であろう車が数台駐車していた。おそらく、暖をとるためにアイドリングをしているのだろう、かなりの音と排気ガスが出ていた。

 長時間のアイドリングは騒音の原因になるうえに排気ガスによる臭い、場合によっては排気ガスによる中毒事故も起きかねない。また、CO2排出による地球温暖化や大気汚染など、アイドリングは環境に様々な悪影響をもたらす。アイドリングストップを義務付けている自治体もあるので注意しよう。

 このような事例は暑さ・寒さ対策をきちんと準備していればおこらないはず。悪気はなくてもふとしたことで、まわりに迷惑をかけてしまっては楽しい車中泊も台無しだ。車中泊ではきちんと準備をして臨んでほしい。