山の頂上が雪化粧している景色を見ると、ウィンターシーズンの訪れを感じる方も多いはず。筆者もその一人で、11月の長野県軽井沢プリンスホテルスキー場のオープンと同時に、2023-24シーズンがスタートした。

 今回は、シーズンインの時期に必要な持ち物や、スキーやスノーボードのメンテナンス方法を紹介する。

■【滑る前に!】板のメンテナンスをしよう

シーズンインを気持ちよくスタートさせるためにもメンテナンスは重要

 疎かになりがちなのが、板のメンテナンス。昨シーズン滑り終えたまま、何もせずに板を放置している人は要注意。放置していた板は古いワックスのせいで滑りが悪くなるため、必ずシーズンイン前に板のメンテナンスを済ませておこう。同時に板の欠けや割れなど、状態のチェックも忘れずに。

 筆者も昔、板のメンテナンスを怠り、エッジが欠けたり、サビてしまった経験がある。その教訓から、今では必ず滑走後には自宅でメンテナンスを行なっており、板への愛情も沸いている。

 具体的なメンテナンス内容としては、エッジのサビやソールの汚れを落とし、板滑走面にホットワックスを塗り、乾いて冷えたらスクレーパーで表面のワックスをはがすという流れだ。ホットワックス用アイロンやワクシングペーパー、スクレーパーなど専用の道具が必要だが、準備して自宅でワックス作業を行ったほうがお得にメンテナンスできる。

 作業スペースとしては一畳ほどもあれば十分。床が汚れないよう、ブルーシートなどでの養生は忘れずに。

 作業スペースや道具がない人はスポーツ用品店などに持っていき、プロにメンテナンスを依頼することも可能。ショップによって「メンテナンス」「チューンナップ」「リペア」など呼び方や作業内容が異なるため、依頼する際は事前に確認すること。作業内容にもよるが、費用は2000~8000円程度をイメージしておこう。

■【出発前日に!】必要な持ち物リストを参考に準備しよう

シーズンイン時期は色々とアイテムを忘れがちなので要注意

 シーズンインでありがちなのが、忘れ物。特にグローブ、ビーニー、ソックスなどの小物類は要注意だ。筆者も過去に小物類を忘れて寒い思いをしたり、無駄な出費をした経験がある。忘れ物防止のためにも、前日までに準備を済ませることを心がけよう。

 筆者は忘れ物をしないよう持ち物リストを作成し、毎回確認している。前日の確認で、当日安心して出発できる。ぜひリストを作成し、前日までに準備するようにしよう。

「持ち物リスト」をスマホに書いて保存しておこう

 泊まりや車中泊など、場面によって必要な物が変わってくるので、自分なりのリスト作成が重要。特に忘れがちなのが、帰りの着替え。筆者はスキー場に向かう時は滑るときに着用するスノーボード用インナーを着て行き、そのまま滑ることが多い。しかし滑り終え、着替えようとしたときに着替え忘れに気が付くことも。必ず持ち物を確認してから出発するようにしよう。