兵庫県丹波篠山市には、国史跡に指定されている黒井(くろい)城跡や八上(やかみ)城跡など、戦国時代の山城が数多く残っている。
今回訪れたのは金山(きんざん)城跡。明智光秀が丹波攻略のために築いた城で、歴史ファンには見逃せないスポット。また、金山城跡のすぐ近くに安藤広重の浮世絵「六十余州名所図絵 丹波 鐘坂(ろくじゅうよしゅうめいしょずえ たんば かねがさか)」に描かれた「鬼の架け橋」があるのも見どころである。
■追入神社登山口ルートから金山へ
金山は標高540m。登山口は大乗寺(だいじょうじ)登山口、追入(おいり)神社登山口など複数あるのだが、今回は一番ポピュラーな追入神社登山口ルートから登り、中級者向けの鐘ヶ坂(かねがさか)峠登山口ルートで下山した。
なお、追入神社登山口と鐘ヶ坂峠登山口の間に登山客向けの無料駐車場があり便利である。追入神社登山口ルートは固い岩盤で歩きやすいルートだ。道標が多いため、迷うことはない。ただ、雨上がりなどは若干滑りやすいので注意が必要である。
途中には園林寺(おんりんじ)という尼寺の跡があり、広場では昭和の初期まで盆踊り大会が催されていたらしい。昔の人は健脚だったと感心する。
園林寺を過ぎると、金山城の馬場跡と呼ばれる平坦でまっすぐな道になる。馬場跡からさらに登ると登山道が3つに分岐する場所に到着。左から鬼の架け橋直通ルート、金山城跡直通ルート、鐘ヶ坂峠登山口ルートである。
金山駐車場
・住所:〒669-2801 兵庫県丹波篠山市追入
●【MAP】金山駐車場
金山追入神社登山口
・住所:〒669-2801 兵庫県丹波篠山市追入
●【MAP】金山追入神社登山口
園林寺跡
・住所:〒669-2801 兵庫県丹波篠山市追入
●【MAP】園林寺跡
金山城 馬場跡
・住所:〒669-2801 兵庫県丹波篠山市追入