■丸政さんの本社訪問!

小淵沢駅の屋上展望台から「元気甲斐」の看板もはっきり見える

 JR中央本線と小海線が発着する小淵沢駅。紀行作家の故・宮脇俊三さんが愛した駅弁としても知られる「元気甲斐」の大きな看板がホームからも見える。

 2017年にリニューアルして新しくなった駅舎の屋上は展望台になっていて、丸政さんの本社の後ろには雄大な八ヶ岳が望める。新しくなったのは見た目だけではなく、晴れた日の日照時間帯は、駅で消費されるエネルギーを太陽光発電と太陽熱による給湯・暖房で賄うという「エコステ」のモデル駅舎でもあるのだ。1階には物産店「MASAICHI本店」のほか、市の観光案内所があり、改札口は2階となっている。そして、2階には「丸政そば」もあった。

セルフそば店舗の「丸政そば」

 丸政さんの本社は駅のロータリーとは反対側にある。珍しい生野菜の入った駅弁「高原野菜とカツの弁当」は1970年、両段懐石料理の駅弁「元気甲斐」は1985年にそれぞれ発売を開始し、いずれも現在も販売されているロングセラー駅弁だ。近年は出来立てサンドイッチのお届け「甲州かつサンド」、セルフそば店舗の「丸政そば」、そしてお弁当から派生するお土産屋さん「MASAICHI」など、様々な形で山梨の味覚を届けている。

数々の賞を受賞している
今回は特別に名取政義社長ともお会いすることができた。駅弁愛溢れるアグレッシブな社長さんで地元山梨の食材へのこだわりや、人気駅弁の誕生秘話、世界を見据えた今後の目標などなど、駅弁好きのさっほーには興味津々のお話をたくさん聞かせていただいた

【丸政公式ホームページ】
http://www.genkikai.org/

 

 小淵沢駅から近くの「道の駅こぶちざわ」に隣接したホテル「スパティオ小淵沢」へ車で移動し、いよいよ実食する。丸政の櫻井剛敏部長に案内され、いよいよオススメの丸政駅弁ラインナップとご対面。さて、実際にさっほーが選んだのはどの駅弁だったのだろうか。 


魅惑の駅弁たちの中からさっほーが選んだのは、写真一番手前の新作!